徒然なるままに 

BGMはモダンジャズ、暇つぶしの自分史

2021年日本ダービー エフフォーリア敗れる

2021年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

第88回日本ダービーは、4戦無敗の皐月賞馬エフフォーリアが断然の1番人気に押された。対抗馬と言える馬もなく、単勝1.7倍の一本かぶり。負ける要素は見当たらず、唯一不安な点を上げれば1枠1番の枠順だけだった。

レースは予想外のスローペース。17頭が団子状態で進み、エフフォーリアは馬群に包まれて身動きができない。最後の直線で馬群がばらけると、そのスキをついて馬群中央から抜け出しを図ったが、抜けたと思った瞬間、後方から4番人気シャフリヤールに襲いかかられ、鼻差だけ差し切られてしまった。上がりだけの競馬になり、瞬発力の差が明暗を分けた印象だった。勝ったシャフリヤールは前走1800mの毎日杯をレコード勝ちしているのに、皐月賞を回避している。本当に強いのか、展開に恵まれただけなのか、釈然としないダービー馬である。

レース実況の中で、出走馬17頭すべてにサンデーサイレンスの血が入っているという説明があった。日本の馬産において、父系のサイヤーラインが継承できた例はなく、一時代を築いたパーソロンもテスコボーイもノーザンテイストもブライアンズタイムも父系を継承できなかった。サンデーサイレンスだけがそれを成し遂げた。3冠馬オルフェーブルはサンデーサイレンスの孫にあたり、その子供の皐月賞馬エポカドーロはひ孫になる。また、ディープインパクトの産駒が海外でも活躍し、種牡馬になっており、日本だけでなく欧州でもサイアーラインが形成されつつある。本当に驚くべきことである。

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