読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

悼む人 天童荒太 オール読物2月号

2007-01-26 21:00:27 | 読んだ
小説新潮で連載されている小説である。

全国を放浪している坂築静人は、人が死んだ場所を訪れて「悼んでいる」
その放浪を5年間もしている。

なぜ「悼む」のかはまだ明らかにされていない。

全回から、静人の母・巡子の話になっている。
彼女は末期がんで、在宅療法に切り替えたところである。

静人の妹・美汐は、恋人と別れた。
兄・静人が挙動不審で全国の警察に補導されていることが恋人の家族・一族で問題になったからである。そして、美汐は妊娠をしていることに別れたあとに気づいた。

静人がなぜ会社をやめ「悼む」旅に出たのか?
巡子の末期がんの在宅療法はどうなるのか?
に、加えて美汐の今後は?子供は産むのか?

などなど、いろいろな疑問が生まれ、いよいよ、この物語が動き始めた。

これまで、このような設定と主題の物語を読んでいないので、初物、に期待ワクワクなのである。

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