読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

一週間 井上ひさし 小説新潮連載

2006-04-24 23:19:46 | 読んだ
2000年1月号から連載されていた「一週間」が2006年4月号で完結した。
全部で43回である。ということは6年と4ヶ月であるから76月あるのに43回なのである。

なんていったって、この一年半くらいはずっと掲載されず「ひとしれず終了したのか」などと思っていたのである。

そうしたらいきなり3月号から連載再開。そして4月号で終了。
従って、思い出す間もなく「あっけなく」終了してしまい、読後感とか余韻などというのはないのである。
「唐突」にというのが印象なのである。

さて、この「一週間」というのはタイトルどうり一週間の出来事を小説にしている。舞台は第2次世界大戦終戦後のロシアの捕虜収容所である。

で、話の中身ははっきり言って「つまらない」
というか、一気に通して読んでみるとそうではないのかもしれないが、兎も角あまりにも連載が長すぎて、しかも、途中に休みがはいるため、どうしてものめり込めないのであった。

いずれ文庫本になったら読み返そうかとは思うが、このために小説新潮をずっと買い続けたのだから、なんといいましょうか、記念の小説ではある。

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