読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

久しぶりの道

2013-07-06 16:13:11 | 日々雑感
昨日は仙台に宿泊し、本日ゆっくりとドライブをしながら帰ってきた。

この「ゆっくりと」というのが、近頃はなくて、兎も角目的地へ急ぎ用件が済み次第戻る、というのがパターンである。
特に「仙台」は道路が整備され、直通のバスが多く出るようになったおかげで、その傾向が強い。

今、仙台ヘは主に三陸自動車道を通って行く。
以前は一般道を通って行っていたのであるが、自動車道が混雑していてもやっぱり早い。

自動車道であるから、途中の休憩はパーキングなのだが、仙台まではほとんど休憩いらずなのである。
また、矢本パーキングは、自動車道が渋滞している地帯なので上下ともに寄りづらくなっている。
あたらしくできた春日パーキングは立派すぎて、気楽に立ち寄ることが心理的に出来かねる。ただし下りの場合は気持ちに余裕があるときは寄ってみようかと思う。

というわけで、一般道を走っているとあそこにコンビニがあり、あそこにラーメン屋があるなんてことがあったのだが、自動車道はただ急ぐだけである。

本日は、ゆっくりできるということから一般道を久しぶりに走ってみたのであるが、なんというか、大きく景色が変わっていた。
次のコンビニで飲み物でも買おうか、とおもっていたら、そのコンビニがなくなっていた、とか
いつか立ち寄って食べてみたいと思っていた食べ物屋がなくなっていたり、とか
こんなところまで分譲地が広がっていたっけか?とか
あらら、いつ完成するかわからなかったバイパスが完成していた、とか
1車線だった道が2車線になっていた、とか
驚くことばかりだった。

一般道の交通量が減少して店がなくなる。
あまりにも交通量が多くて、振動や騒音に悩まされていたことが、自動車道ができたことにより、なくなったことはいいのだが、一緒にお客もいなくなった、ということは、どう考えたらいいのだろうか。

それから、一般道を走っていれば多くの情報が目に入る、興味がわけば立ち寄る、といったことが、自動車道を通ることによって、ただひたすら目的地へ急ぐことになったことは、どう評価すればいいのか。

「遊び」というのが世の中から無くなってきている。
仕事の途中にコンビニに立ち寄るなどということは言語道断!
という声のほうが大きくなってきている。

自動車のアクセルにもブレーキにも「遊び」が必要なように、我々の仕事や生活にも遊びが必要なのではないか。
「遊び」によって、仕事の幅や高さが増えるのではないだろうか。
「遊び」によって、育児や介護にも余裕ができるのではないだろうか。

あまりにも生真面目にやろうとするのは、ギスギスした社会のもとになるような気がする。

そんなことを考えながら、久しぶりの道を、割と気持ちよく走ってきたのである。

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