3月12日、作家:北原亞以子が亡くなった。
丁度、亡くなったころに、この物語を読んでいた。
小説新潮を2011年から読み直していた、というか読まぬままいたのを今読んでいる。
その2011年8月号に、この「乗合船」が掲載されていた。
慶次郎縁側日記は、2012年で13巻となっている。
多分、この「乗合船」は13巻の「あした」に収められていると思うのだが・・・未確認である。
文庫本を読んだのがまだ全巻読んでいない。
それでも、主人公・森口慶次郎の背負っているものはわかっているつもりである。
「乗合船」は、森口慶次郎の養子・晃之助が、突如襲われ傷を負うところから始まる。
襲った男は、慶次郎に恨みがある者ではないか、という推理から、心当たりを探る慶次郎。
一方、Aはいわゆる「入院」をした先の庄野玄庵のところで、変わった夫婦にであう。
また、玄庵の弟子・春宅は、玄庵の養子という話が合ったのだが、長崎留学という話がでる。
この3つの出来事が『乗合船』という言葉がキーワードとなって物語は語られる。
乗合船というのは「縁」のことであり、同じ船に乗り合わせた人生ということである。
乗り合わせたことによって理不尽なことが起きようとも、乗り合わせた縁に沿う、という考え方について、登場人物たちに語らせている。
いずれにしても物語を読むと、ホッとすること間違いなし。
そして、人生についてもゆったりとして気持ちで振り返り考えることができる。
こういう物語を創る作家がまた一人亡くなった。
残念である。
とため息をつくしかない。
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丁度、亡くなったころに、この物語を読んでいた。
小説新潮を2011年から読み直していた、というか読まぬままいたのを今読んでいる。
その2011年8月号に、この「乗合船」が掲載されていた。
慶次郎縁側日記は、2012年で13巻となっている。
多分、この「乗合船」は13巻の「あした」に収められていると思うのだが・・・未確認である。
文庫本を読んだのがまだ全巻読んでいない。
それでも、主人公・森口慶次郎の背負っているものはわかっているつもりである。
「乗合船」は、森口慶次郎の養子・晃之助が、突如襲われ傷を負うところから始まる。
襲った男は、慶次郎に恨みがある者ではないか、という推理から、心当たりを探る慶次郎。
一方、Aはいわゆる「入院」をした先の庄野玄庵のところで、変わった夫婦にであう。
また、玄庵の弟子・春宅は、玄庵の養子という話が合ったのだが、長崎留学という話がでる。
この3つの出来事が『乗合船』という言葉がキーワードとなって物語は語られる。
乗合船というのは「縁」のことであり、同じ船に乗り合わせた人生ということである。
乗り合わせたことによって理不尽なことが起きようとも、乗り合わせた縁に沿う、という考え方について、登場人物たちに語らせている。
いずれにしても物語を読むと、ホッとすること間違いなし。
そして、人生についてもゆったりとして気持ちで振り返り考えることができる。
こういう物語を創る作家がまた一人亡くなった。
残念である。
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