柴門ふみのエッセイが好きである。
今は、小説新潮で連載している「恋のタネ」を毎月読んでいる。
柴門ふみは、同い年というか同学年である。
それがエッセイを読んでいると「若いなあ」と思う。
そして、そんなに「恋」って大事なのか?と思う。
それでいて、どこかやっぱり同い年だよなあ、と思う古さもある。
漫画は「モーニング」に連載していた『華和家の四姉妹』しか読んだことがない。
またドラマは一切みたことがない。
やっぱりどこか「違う世界」だと思うのである。
それが、こんど文庫となった、ということから、そして酔っ払った勢いから、買ってみたのである。
まあその一気に読みましたです。
おもしろかったか?って
なんといいましょうか、おもしろい、というよりは「腹が立つ」というカンジでありました。
一言で言えば
「なんじゃこら!」
でしょうか。
人が生きていくうえでの根本的なこと、つまり「どうやって食べていこうか」というレベルには全ての登場人物たちはいない。
全ての登場人物たちの関心は唯一つ「恋」なのである。
寝ても醒めても「恋」なのである。
この物語の主人公である鴨居とちなみは同級生で恋人だった。
「だった」というのは、鴨居が就職を決めてプロポーズした時にちなみが「まだ早い」と断って以来、なんとなく気まずい雰囲気から、二人で無理やりに「終わった」ことにしてしまったのである。
しかし、未練が・・・
さらにすれ違い・・・
そして、無理に求める新しい恋・・・
まるで「演歌」の世界だ!
煮えきらぬ二人、互いに好きだというのに、素直になれず、そのくせ他の男や女とセックスをする。
もし私が彼らの知り合いだったら
「ええ加減にせい!」
と怒鳴り飛ばしてやる。
なのに、この物語に登場する人たちは、なんだか変なのである。
変にお節介を焼くけど、中途半端なお節介で、さらに話をややこしくしている。
相手に対する不信感と信頼感で心が揺れ動く、愛しくて愛しくてたまらないがそれを素直に表せない。
そんな中学生のような恋、なのに身体は大人である。
さらに、親には処女で結婚する、ということにしておきたい、という意識。
ああ!イライラする。
といううちに終わってしまった。
こういう物語がなぜ受けるんだろう?
私の感覚がヘンなのだろうか?
柴門ふみ青春三部作、ということでこれからあと2作、文庫ででるらしい。
続けて読んでみようか・・・とりあえず・・・未知の世界・・・
だから読書はやめられない。
「ブログ村」というところにこのブログを登録しています。読書日記を探しているかた、下のバナーをクリックするとリンクされていますので、どうぞご覧ください。またクリックしてもらうと私の人気度が上がるということにもなります。そのへんもご考慮いただき、ひとつよろしくお願いします。
今は、小説新潮で連載している「恋のタネ」を毎月読んでいる。
柴門ふみは、同い年というか同学年である。
それがエッセイを読んでいると「若いなあ」と思う。
そして、そんなに「恋」って大事なのか?と思う。
それでいて、どこかやっぱり同い年だよなあ、と思う古さもある。
漫画は「モーニング」に連載していた『華和家の四姉妹』しか読んだことがない。
またドラマは一切みたことがない。
やっぱりどこか「違う世界」だと思うのである。
それが、こんど文庫となった、ということから、そして酔っ払った勢いから、買ってみたのである。
まあその一気に読みましたです。
おもしろかったか?って
なんといいましょうか、おもしろい、というよりは「腹が立つ」というカンジでありました。
一言で言えば
「なんじゃこら!」
でしょうか。
人が生きていくうえでの根本的なこと、つまり「どうやって食べていこうか」というレベルには全ての登場人物たちはいない。
全ての登場人物たちの関心は唯一つ「恋」なのである。
寝ても醒めても「恋」なのである。
この物語の主人公である鴨居とちなみは同級生で恋人だった。
「だった」というのは、鴨居が就職を決めてプロポーズした時にちなみが「まだ早い」と断って以来、なんとなく気まずい雰囲気から、二人で無理やりに「終わった」ことにしてしまったのである。
しかし、未練が・・・
さらにすれ違い・・・
そして、無理に求める新しい恋・・・
まるで「演歌」の世界だ!
煮えきらぬ二人、互いに好きだというのに、素直になれず、そのくせ他の男や女とセックスをする。
もし私が彼らの知り合いだったら
「ええ加減にせい!」
と怒鳴り飛ばしてやる。
なのに、この物語に登場する人たちは、なんだか変なのである。
変にお節介を焼くけど、中途半端なお節介で、さらに話をややこしくしている。
相手に対する不信感と信頼感で心が揺れ動く、愛しくて愛しくてたまらないがそれを素直に表せない。
そんな中学生のような恋、なのに身体は大人である。
さらに、親には処女で結婚する、ということにしておきたい、という意識。
ああ!イライラする。
といううちに終わってしまった。
こういう物語がなぜ受けるんだろう?
私の感覚がヘンなのだろうか?
柴門ふみ青春三部作、ということでこれからあと2作、文庫ででるらしい。
続けて読んでみようか・・・とりあえず・・・未知の世界・・・
だから読書はやめられない。
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