読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

コーヒー、もう一杯 平安寿子 小説新潮2月号

2010-03-22 17:46:22 | 読んだ
平安寿子の小説は「好き」なのである。
それが小説新潮で読めるなんて・・・
うれしくてもったいなくて、しばらく読まないでいたくらいである。

物語は主人公の山守未紀が3年付き合った男に
「悪いけど、もう、終わりにしてくれないか。」
といわれたところから始まる。

未紀は32歳である。
男には結婚を期待していた。

未紀は、現在の仕事に大いに不満を持っている。
というか、客のためにならないと思っても、客の要望にこたえざるを得ない環境に不満なのだ。
しかし、結婚するんだ、という気持ちがその不満を耐えさせてきた。

彼女の不満は膨れ上がる。
そしてそういうときに転職の話が・・・

未紀はとうとう顧客に対して「ぶちきれる」
これが素晴らしい。
ぜひ、私も一生に一度でいいから言ってみたい。

どうなる、どうなる、と思っていたら、これ「連作」のようである。
小説新潮にまた楽しみが増えた。
だから読書はやめられない。

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