読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

Dr.コトー診療所第20巻DR.コトー、ずっこける 山田貴敏 小学館

2006-10-05 19:20:54 | 読んだ
ドクターコトーもとうとう20巻になってしまった。

凄腕の医者が離れ小島にいて、島民を守るというのはすごい。
そしてその島民が次々と難病や大怪我をするのもすごい。
(決して皮肉ではありません)

そして、そのコトーを見て、いわゆる無医村のようなところへ行く凄腕の医師が増えるのもすごい。

第20巻は、近頃重くなっていたお話に、新しい看護師「ミナちん」が古志木島にやってくるところから始まる。
明るい「ミナちん」だが看護師としての経験が浅く、本人も不安である。
それをどう「コトー」が育てていくか・・・・

それから、コトーのライバル江葉都が自分の診療所(三上医師がいたところ)に連れてきた鳴海の心の病について、どう治療していくのか・・・そしてその結果とは・・・
という「もうひとつのカルテ」も読み応えがある。
というか、結末で不覚にも涙してしまった。

DR.コトーは主人公は冷静沈着だが、物語自体は「熱い」
その「熱さ」が面白いところなのである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする