読書日記 嘉壽家堂 アネックス

読んだ本の感想を中心に、ひごろ思っていることをあれこれと綴っています。

二十四の瞳

2005-08-03 00:06:10 | 観た、聴いた
黒木瞳の主演のテレビを観た。
いろいろ文句を言いながら観た。でないと、すぐ涙が出るのである。

黒木瞳はいい。が、今回はチョット色気を抑えて欲しかった。それからCMにヤタラでてくるので、なんだかこんがらがってしまう。

さて、二十四の瞳は小さいとき(といっても小学生)に本を読み、テレビでも見たような気がする。
そのころは、なんだか悲しい物語で、すごく好き、というものではなかった。

長じて(といっても30をすぎてだが)高峰秀子主演の映画を観た。
泣けた泣けた、泣かされた。

この物語は、そのままで反戦映画である。何も強くいう必要はない。
人が死んでいく。それは直接・間接「戦争」のせいだ。
そして、普通の人たちは、戦争に大きく反対もできず、死んだ人を思い泣くだけなのだ。

昔は「生きている」というだけですごいことだったのだ。
だから「生きる」ことが重要だった。何しろ「死」は身近なものだったのだ。
今は「生きる」というより「生かされている」という人が多いのではないか。それは何も病院や施設でというだけでなく、普通に生きているような人でさえも「生かされている」ような人がいるではないか。

二十四の瞳は、反戦だけではなく、「生きる」とはなんなのか、ということも併せて言っているのではないか。

追伸
 本日は「つて」により「生うに(殻つき)」を約30個格安で購入。自分で殻をむき「うに丼」を食った。満足満足からちょっとアキタ。
コメント (2)
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