A Day In The Life

日常のあれこれなどを・・・

パブロと代表と恥骨炎・・・

2010年10月13日 23時59分48秒 | LIGA SAGRES ZON10-11
いい写真ですね~♪ なんか2人とも手が可愛い(笑)。チャンピオンズ・リーグの試合のようですが、ハポエル戦でしょうか。こんなシーン、あったかな?

今日は特に何のニュースもないです。
代表組みが戻ってきて、水曜日から練習に合流する見込み。カルロス・マルティンスとコエントロンのポルトガルは無事にアイスランドに勝利したようですね。
膝を捻挫して治療中のカルドーソは既にランニングを始めているそうです。ポルト戦を目標にしているとのこと。
アトレティコからレンタルされているサルビオ、1月にアトレティコに戻るのでは?という噂が一時広まりましたが、アトレティコの会長さんはこれを否定。今シーズン終了まで間違いなくベンフィカで過ごすそうです。シーズン終了後に、ベンフィカは買い取りするかどうか判断を下すことになります。

他に書くこともないので、今度こそ秋の夜長に、この前のアルゼンチン戦を見て思ったことなどを(苦笑)。やっぱりアイマールは本当なら代表にいるべき人だったよねえ、なんて唐突ですが・・・。

ずっと前、まだペケルマンの頃、サネッティが「リケルメもいいけれど、代表で活躍するべきなのはアイマールだと僕は思うよ。」と言ってくれたことがあるじゃないですか。(そして、びっくりなことに、速攻でペケルマンから干されてしまった・・・) ほとんどの人が忘れているようですが、そもそもパブロのほうが代表の10番(のポジション)ではレギュラーだったんですよね。アルゼンチンの10番を背負えるだけのテクニックもインテリジェンスもファイトも全部充分に持っていたと思います。でも、2004年2月だったか、恥骨炎を発症。結局それが原因でリケルメにポジションを奪われて、二度と取り戻すことができなかったわけだから、恥骨炎が全ての原因とも言えるかもしれないですね。ただ、ドイツ・ワールドカップの前年、ペケルマンはアイマールに「クラブで定期的に試合に出ていない選手は代表に呼ばない。」と申し渡しましたよね。そのときは、公正な競争のためにはそういうものかな、と思いましたが、今になって恥骨炎がどういう怪我なのか知った後で振り返ると、パブロにとって厳しすぎる言葉だったなあと思います。恥骨炎が再発したもののぎりぎりで手術を回避して、ワールドカップ直前のシーズン、パブロは相当無理して試合に出ていたような気がするんですよね。そうでなかったら髄膜炎になんかならなかったでしょうし。甘いかもしれないけれど、才能のある選手だったのは間違いなかったのだから、「まず恥骨炎をしっかり治して。怪我さえ治って万全のコンディションになったらいつでも代表に呼ぶから」とか言ってもらえていれば、目先の試合にとらわれて焦ることもなく、また運命は違うものになっていたのではないかなあ、と思ったりします。

2004年2月に始まった恥骨炎は、無理を重ねた4年の間にどうしようもないほど悪化して、2008年1月に手術。24歳3ヶ月から28歳2ヶ月までの間を棒に振るって、悲劇的なことです。もちろんその間も良いプレーを何度も見せてくれてはいたけれど・・・。でも、私は恥骨炎がそんなに完治の難しい、慢性的な怪我だとは全然知らなかったんですよね。筋肉の怪我や骨折みたいに、時間はかかってもすっかり治るものだと思っていて、パブロの恥骨炎も完治したんだと信じ込んでいました。知っていたら・・・やっぱりサラゴサのようにメディカル部門が怪しい、戦力が少なすぎて痛いところがあっても休めない、そんな小さいクラブには絶対に行くべきではなかったです。パブロも馬鹿だし、周りの人もどうしてアドバイスしてあげなかったのかなあ。もう少し自分を大事にして、自分にとって最適なクラブを冷静に選んで、体調が悪いときは無理せずに休んでいれば・・・アルゼンチン代表で活躍するパブロを見れたかもしれないと思うと、ものすごく残念です。恥骨炎、パブロの自己評価の低さ、周囲のサポートのなさが、軽々とした翼を持っているようだったパブロを、本当にどん底まで突き落としてしまったと思いますね。表向きには一度だって弱音を吐かず、どん底にまで落ちたことも頑として認めないパブロはある意味偉いけれど、なんかもう少し良いやり方があったんじゃないかなあと、先日のアルゼンチン戦とこの前のビデオを見たら、悲しくて割り切れない気持ちになってしまって、こうしてだらだら書く羽目に(苦笑)。クラブか代表かで1人でも、パブロのフィジカル上の弱点を知った上で、才能を伸ばしてくれるような有能な監督さんとめぐり合えていたらずいぶん違っていたのかも。まあ、パブロは現実的な人なので「自分が精一杯やってきた結果がこれだから後悔はない」と言うだろうし、「たられば」を言っても仕方ないんですけれど、それでも、メッシとアイマールがアルゼンチン代表でプレーしていたら豪華だったろうになあとつい思ってしまいます(ため息)。