尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

Image. Fukushima で映画を見る

2011年08月12日 00時56分58秒 | 映画 (新作日本映画)
 いや暑い。本当は10日から行きたかったんだけど、暑くて敬遠して、11日に記録映画を3本見ました。この「記録映画3本」はどうってことないけど、書いておきたいのは見た場所。福島の「フォーラム福島」という映画館(調べると東北のあちこちに「フォーラム○○」という「市民が作った映画館」があるようです。6つもスクリーンがあって、シネコン並み。)で行われる「Image. Fukushima」という催しです。

 特に11日は、最終回の後の対談が佐藤栄佐久前福島県知事開沼博さん(「フクシマ論」でブレイクした東大院生)という、今の日本で一番聞きたい顔ぶれだったので、カネ掛けても行くべきだと思いました。で、本当は車で行きたかったけど暑くてちょっと自分でも心配で、新幹線で寝ていくことにしました。10時過ぎに家を出て、11時14分上野発、福島12時46分着。「ミツバチの羽音と地球の回転」「ヒバクシャ」の鎌仲ひとみ監督作品を2つ見て(たまたまどっちも見てなかった)、土本典昭「原発切抜帳」を29年ぶりに見たあと、お目当ての対談。9時頃まで。9時24分福島発、11時頃上野着。12時前に帰宅。

 ところで、福島はどうかというと、そこには「日常があった」ということですね。途中に大きな塾があったけど、中学生が遅くまで勉強していました。12日だと甲子園で福島代表が出るからまた少し違うかもしれないけど。

 さて、対談終了後に、軽いパーティみたいなのも用意されてたので、車で行って泊ればよかった。対談は佐藤氏の地方自立へかけた熱弁になるほどこういう人なんだ、と。開沼さんは、最近は「ヒール」役になってるとのことで、最近の「反原発ブーム」の運動的上滑りを指摘していました。これは僕も完全に同感で、そのうち開沼さんの本の書評と合わせて書きたいと思っています。熱気にあふれた対談で、開沼さんの現地をいろいろ歩いていての発言には考えさせられることが多かったです。いずれ、画像も見られるようになるのではと思います。遅いけど、行ってきた日に報告。まだ日曜まで続くから、行ける人は是非?(って、東京から行く人はいないだろうなあ。)

 写真は、こんなビラを国は各戸に配布したと手にビラを持ちながら熱弁を振るう佐藤前知事。
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1 コメント

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リンクのお願い (Image.Fukushima実行委員 三浦哲哉)
2011-08-17 16:09:59
はじめまして。
ご来場いただいただけでなく、
とても貴重な記事を掲載していただき
誠にありがとうございます。
もしさしつかえなければ、
Image.FukushimaのHPに
こちらのページのリンクを貼らせていただくことはできませんでしょうか。
ご検討いただければさいわいです。
どうかよろしくお願いいたします。

三浦哲哉
Image.Fukushima <image.fukushima@gmail.com>
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