一週間前に江戸城本丸跡、つまり「皇居東御苑」を散歩したけど、江戸城散歩はそれで完結しない。いまお城めぐりをする歴史ファンには「日本100名城スタンプラリー」をしてる人が多い。ところが江戸城に関しては、一番お城っぽい皇居東御苑にスタンプが置かれてない。皇居外苑の和田倉濠噴水公園や楠公レストハウスにあるのだ。(もう一つ北の丸公園にもあるらしい。)そんな周辺部でスタンプを押しても江戸城に行ったことにはならないと思うが。
実は自分もスタンプ帳を持っているのだが江戸城を押してない。二重橋とか楠正成像なんかも行ってない。「皇居」と言われるとあまり関心もなかったし、地元の人はいつでも行ける場所には行かないものだ。(東京タワーも子どもの頃に行っただけ。)ということで「江戸城散歩②」をしてきた。せっかくだから12月3日までやってる「乾通り一般公開」も行ってみた。
まずは霞ヶ関駅まで行って桜田門まで歩く。(有楽町線に桜田門という直近の駅があるが、自分の家からは一本で行けない。)ここは「桜田門外の変」が起きた場所である。関東大震災で被災して復元されたというが、基本は1663年に建造された門がもとになっている。国の重要文化財にも指定されていて、そこを自由に出入りできる。知らない人が結構いるけど、ここは一度は行っておくべきだろう。桜田門には二つあって、ここは「外桜田門」。通ると「櫓門」がある。
(外桜田門)
(櫓門)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/4a/42/4f52f1a3382e239371f055d2d95b18c0_s.jpg)
ところで門に行くまでにお濠を渡ることになる。そこで見られる石垣や内濠が素晴らしいのである。この水景の魅力は日本の城の中でもベスト級だろう。皇居一周マラソンをする人がいるが、「江戸城」としてきちんと評価する人が少ない。今は外濠は埋め立てられているが、元は数寄屋橋やお茶の水駅前の神田川なん外濠である。そのような広大な城だったのである。東京都心部を歩けば、それはすべて江戸城散歩だった。そして北に寛永寺、南に増上寺という将軍家の寺が配置されていた。
(桜田門交差点)
桜田門を抜けると、広場になる。ここが「皇居外苑」で、僕はちゃんと行ったことがない。取りあえずスタンプがあるところを目指すが、東京人なのによく知らずにウロウロしてしまった。まあ、それで良いのである。何故なら少し歩こうというのが主目的なので。広場に生える松が素晴らしい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/2f/69/46bbc59783f590d042dda0133b0f7bda_s.jpg)
楠正成像が先にあるはずが判らずにずっと歩いていたら、乾通りを目指す大量の人々が歩いている。それを避けながらずっと歩くと、東御苑の案内が出て来てしまった。アレレと思ったら、実は和田倉濠噴水公園は内濠通りの向かい側にあるのだった。
(和田倉濠の説明)
続いて二重橋を探す。昭和天皇のイメージが離れないが、ちゃんと見たことがない。見ても良く判らないけど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/25/de/d5c61b7d933fb73f090f765b80f3aa5e_s.jpg)
それで楠正成像や楠公レストハウスはどこにあるんだ? 和田倉濠の無料休憩所にあったマップを見ると、これも内濠通りの外側、日比谷公園から日比谷濠を隔てて隣にあるじゃないか。この銅像は上野公園の西郷隆盛像、靖国神社の大村益次郎像と並び、東京三大銅像なんだそうだ。住友グループのホームページにそう出ている。何で住友かというと、これは別子銅山開坑200周年を記念して、住友が宮内省に献納したのだという。(ホームページには宮内庁とあるけど、明治の話なんだから間違い。)東京美術学校の高村光雲を中心にして総力を挙げて作ったという。1896年に銅像が完成し、1900年の台座完成を待って竣工した。ところで、日本史上最大の「大忠臣」、楠正成を知る人も今ではどれだけいるだろうか?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/75/f5/d822d4f14eb49639cd4d285808af9fb1_s.jpg)
最後に「乾通り」。荷物検査とボディチェックがある。面倒くさいけど、一度は見る価値はあるだろう。何しろ江戸城の真ん中を突っ切れるのである。ゆっくり歩いて30分程度。混んでいるようで、中に入れば案外空いている。紅葉はそれほどなく、江戸城史跡を見る意味が大きい。入るのは坂下門。ここは坂下門外の変の起こったところで、一日で桜田門、坂下門を見られた。少し歩くと宮内庁の建物が古そうだ。そして先週見た富士見櫓を反対側から見ることが出来る。
(坂下門)
(宮内庁)
(富士見櫓)
石垣や紅葉を見ながらゆっくり歩くと乾門に着く。案外あっという間。道行く人々は木々を背景にスマホで写真を撮るのに夢中で、石垣などに関心はないようだった。今回もレストハウスなどには皇室関係の土産ばかりで、江戸城関係の本がない。
(乾門)
自宅への行き帰りを含めて、1万6760歩。これはなかなか歩いた。お濠に関してはまだ半分以上見ていない。
実は自分もスタンプ帳を持っているのだが江戸城を押してない。二重橋とか楠正成像なんかも行ってない。「皇居」と言われるとあまり関心もなかったし、地元の人はいつでも行ける場所には行かないものだ。(東京タワーも子どもの頃に行っただけ。)ということで「江戸城散歩②」をしてきた。せっかくだから12月3日までやってる「乾通り一般公開」も行ってみた。
まずは霞ヶ関駅まで行って桜田門まで歩く。(有楽町線に桜田門という直近の駅があるが、自分の家からは一本で行けない。)ここは「桜田門外の変」が起きた場所である。関東大震災で被災して復元されたというが、基本は1663年に建造された門がもとになっている。国の重要文化財にも指定されていて、そこを自由に出入りできる。知らない人が結構いるけど、ここは一度は行っておくべきだろう。桜田門には二つあって、ここは「外桜田門」。通ると「櫓門」がある。
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ところで門に行くまでにお濠を渡ることになる。そこで見られる石垣や内濠が素晴らしいのである。この水景の魅力は日本の城の中でもベスト級だろう。皇居一周マラソンをする人がいるが、「江戸城」としてきちんと評価する人が少ない。今は外濠は埋め立てられているが、元は数寄屋橋やお茶の水駅前の神田川なん外濠である。そのような広大な城だったのである。東京都心部を歩けば、それはすべて江戸城散歩だった。そして北に寛永寺、南に増上寺という将軍家の寺が配置されていた。
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桜田門を抜けると、広場になる。ここが「皇居外苑」で、僕はちゃんと行ったことがない。取りあえずスタンプがあるところを目指すが、東京人なのによく知らずにウロウロしてしまった。まあ、それで良いのである。何故なら少し歩こうというのが主目的なので。広場に生える松が素晴らしい。
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楠正成像が先にあるはずが判らずにずっと歩いていたら、乾通りを目指す大量の人々が歩いている。それを避けながらずっと歩くと、東御苑の案内が出て来てしまった。アレレと思ったら、実は和田倉濠噴水公園は内濠通りの向かい側にあるのだった。
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続いて二重橋を探す。昭和天皇のイメージが離れないが、ちゃんと見たことがない。見ても良く判らないけど。
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それで楠正成像や楠公レストハウスはどこにあるんだ? 和田倉濠の無料休憩所にあったマップを見ると、これも内濠通りの外側、日比谷公園から日比谷濠を隔てて隣にあるじゃないか。この銅像は上野公園の西郷隆盛像、靖国神社の大村益次郎像と並び、東京三大銅像なんだそうだ。住友グループのホームページにそう出ている。何で住友かというと、これは別子銅山開坑200周年を記念して、住友が宮内省に献納したのだという。(ホームページには宮内庁とあるけど、明治の話なんだから間違い。)東京美術学校の高村光雲を中心にして総力を挙げて作ったという。1896年に銅像が完成し、1900年の台座完成を待って竣工した。ところで、日本史上最大の「大忠臣」、楠正成を知る人も今ではどれだけいるだろうか?
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最後に「乾通り」。荷物検査とボディチェックがある。面倒くさいけど、一度は見る価値はあるだろう。何しろ江戸城の真ん中を突っ切れるのである。ゆっくり歩いて30分程度。混んでいるようで、中に入れば案外空いている。紅葉はそれほどなく、江戸城史跡を見る意味が大きい。入るのは坂下門。ここは坂下門外の変の起こったところで、一日で桜田門、坂下門を見られた。少し歩くと宮内庁の建物が古そうだ。そして先週見た富士見櫓を反対側から見ることが出来る。
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石垣や紅葉を見ながらゆっくり歩くと乾門に着く。案外あっという間。道行く人々は木々を背景にスマホで写真を撮るのに夢中で、石垣などに関心はないようだった。今回もレストハウスなどには皇室関係の土産ばかりで、江戸城関係の本がない。
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自宅への行き帰りを含めて、1万6760歩。これはなかなか歩いた。お濠に関してはまだ半分以上見ていない。
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