尾形修一の紫陽花(あじさい)通信

教員免許更新制に反対して2011年3月、都立高教員を退職。教育や政治、映画や本を中心に思うことを発信していきます。

また奥日光へ、夏が終わる2019年9月の旅行

2019年09月05日 23時21分47秒 | 旅行(日光)
 そろそろどこかへ行きたい。9月になって安いプランで、また奥日光。宿はいつもの休暇村日光湯元である。同じところばかり行ってるから、特にもう書くこともないけど、備忘のために書き残す。東京は蒸し暑かったが、一日だけ涼しくなった。それが旅行に出かける9月4日だから、何だよという感じ。

 僕はこの時期によく奥日光へ行ってる。以前、8月終わり頃に「森のコンサート」という、ホテルのロビーで気楽に聞けるコンサートがあってずいぶん行った。秋になりきる前の、夏の避暑地のきらめきが去って行くムードが好きなのである。レンタカーで行ったんだけど、一日目の中禅寺湖あたりは濃霧で全く見えない。そこらへんの写真を最初に載せても何だから、後に回したい。二日目は曇りがちながら安定していた。戦場ヶ原の赤沼車庫から「低公害バス」に乗って、「西ノ湖入り口」で降りて西ノ湖(さいのこ)まで歩いた。西ノ湖は久しぶりで、今回はすごく水が多かった。
   
 西ノ湖への道はすごく気持ちがいい。落葉松(からまつ)の林が続き、15分ぐらい歩くと吊り橋に出る。ほとんどフラットな道だから、楽しい気持ちで「いいなあ」と思って歩く。ところで、今回は「テープを巻いた木」が多かった。鹿の食害防止だという。説明文を見ると、トウモロコシから作られた自然に戻るテープだという。それでも皮の部分を食べられた木がかなりある。こういう対策のためか、昔はこの付近でよく見た鹿も最近は見なくなった。糞や足跡はあるから、水飲みには来てると思うが。
   
(上の写真、2枚目が説明、3枚目にテープの林、4枚目に食害の様子)
 1日目、いろは坂から中禅寺湖は全く霧の中だった。霧を抜けるかと思って、湖南岸を上る無料の中禅寺湖道路を登ってみた。全く何も見えないのに驚き。戦場ヶ原まで進むと何とか雲が取れてきた。三本松園地のあたりで、男体山も見えてきた。4枚目、戦場ヶ原も何とか見える感じ。
   
 もうそのまま湯元温泉に着いちゃったので、あまりに早い。何もしてないので、せめて湯ノ湖の周りを歩こうかとなった。(いつもと同じく妻と一緒。)やっぱり気持ちいいな。コケがきれい。湖に温泉が湧いてるあたりは少し暑い。釣りをしている人が多いけど、少し歩くと(車道すぐなのに)静かな散歩道になる。
   
 最後に食べたもの。一日目は道が空いてて日光宇都宮道路を快調に進み、終点から戻って、金谷ホテル歴史館カテッジイン野菜カレーを「百年カレー」だと思い込んでいたが、実は違うんだと後で気づいた。でもカレーも、セットのアイスクリームも美味しい。続いて休暇村でいつか食べたかった「日光天然氷のかき氷」を。最近話題なので一度は食べたかった。最初の写真が出てきたままで、次がスカイベリー(いちご)のシロップと練乳を掛けた状態。この練乳が写真的には映えない。後で見たら、宣伝用の写真はイチゴしか掛かってない。でもこのかき氷は素晴らしく美味い。氷という感じではなく、スイーツとして通用する。そして基本は水なんだからケーキより低カロリー。
  
 宿の夕食はすき焼き。最近よく頼む「天鷹」一合を頼んだら、ロビーでやってたビジターセンター職員による自然ガイドで寝込んでしまった。二日目はいろは坂を降りて、鈴木食堂でピザを食べた。日光駅と神橋の中間あたり、「御幸町」(ごこうまち)信号のところにある「伊中和」と書いてある不思議な食堂である。けっこう有名になって、メニューが複雑化している。何を頼んだらいいのか迷うが、元はイタリアン。でもラーメンが実は美味しい。その後、小杉放菴記念日光美術館で「木版画で旅するにっぽんの風景―吉田博と川瀬巴水を中心に―」を見て帰った。
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