ヨーロッパのロッテルダム港を出港して、太西洋を南下し、アフリカ大陸西端をめぐり、南米大陸の南端マゼラン海峡を越え、太平洋を北上し、2年もの長い航海の果て、はるばるとやって来たオランダ船リーフデ号は、豊後の国佐志生(大分県臼杵市)の港に漂着した。
出港の時、5隻の船団に110人居た乗組員は日本に漂着したときは嵐や病苦で生き残ったのは20人弱という余りにも悲惨で困難な旅でした。
ただ、乗組員たちは、地元の人々に救助され、温かくもてなされた。
その後、乗組員たちは家康のもとに送られ、船の備砲や砲員は関ヶ原の合戦に活用されたという。
この船がもし隣の豊前国に漂着して居たら、官兵衛は南蛮船の先進的な武器や戦術を利用し、天下取りの野望を膨らまし、歴史を変えるほどの働きをしたのではないかと想像するのも歴史を愛する者としての楽しみではあります。
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