黒田八虎 ・井上九郎右衛門之房(1554~1634)

2007-12-21 11:59:28 | Weblog
井上九郎右衛門は戦国時代大活躍した黒田武士の中でその勇猛さを称えられた黒田二十四騎のうち、特に武功優れた勇者を黒田八虎と呼んだがその筆頭が井上九郎右衛門である。天文23年播州姫路の生まれ。如水の父職孝に仕え「行儀すぐれ武勇の心懸深かりけり」と黒田家臣伝にある。如水が荒木村重に囚われの身になったとき敵地に忍び込み如水の牢の周りを徘徊し其の安否を心配した。天正15年豊前に来たり長政の城井鎮房攻め、文禄元年朝鮮征伐に武功あり。慶長5年如水と豊後大友氏の石垣原の合戦において吉弘統幸と一騎打ちをし槍を合わせて打ち勝ち、その名天下に高まる。翌年如水と共に伏見城で家康公に拝謁。その後藩主長政公の使いで江戸城にて秀忠公に拝謁、戦伐の功を称せられ鹿毛の馬を賜わる。長政公が筑前52万石の大名と成った時1万6千石を賜り黒崎城を預かる。寛永11年没、行年81歳。
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