如水の異見会

2007-05-22 17:47:19 | Weblog
黒田如水は筑前国52万石に入部したとき、福岡城中に「異見会」というのを設けた。月3回、大広間において、誰が出席するも自由、会議内容の秘密を保持、低身分の者が上級者を批判するも可、その報復はしてはならない。という民主的な、今の世にも通じる会議である。この異見会が幕末維新まで黒田家を安泰にするために大きな役割を果たしたという。如水が家臣たちをとても大切にし、閉塞感のない組織作りを目指したのは当時においてはかなり革新的であり、黒田藩の行く末を思っての英断であった。(写真は如水の兜、胴丸具足)
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