
中津城の天守閣に登り黒田官兵衛(如水)も望んだであろう遥か海の彼方を眺め、九州最古の穴太積「中津城黒田の石垣」を見学した後、中津での一日研修を無事終えました。帰路に向かうバスを見送りつつ黒田奨学生の前途洋洋なることを祈りました。お別れの時、黒田奨学会の田中理事さんより「黒田奨学会90年の写真集」など奨学会の貴重な書籍を戴きました。なんと黒田奨学会は大正4年(1915年)から95年間にわたって福岡の優秀な学生達に奨学金を支給(返済義務なし)しその学究生活を援助しているのです。90周年の記録集に載っていましたが毎年4~50名の奨学生に一人1ヶ月40000円、総額年間2000万円もの奨学金を支給しているのです。今までの総額は一体幾らになるのでしょうか。このように長期にわたり存続している奨学金を支給している私的な奨学制度は日本全国を見回しても無いのではないでしょうか。全く頭が下がります。このような世のため人のために素晴らしいことを黒田家がなさっているのに尊敬の念を抱かずには居れません。黒田奨学生が何時までもそのご恩を忘れず世の中に無くてはならない人物に成長して欲しいと思います。
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