黒田家譜より 関が原の合戦の巻

2012-03-03 07:54:11 | Weblog

先日、中津平成ロータリークラブさんに続いて中津中央ロータリークラブさんの例会に呼ばれて卓話をさせて戴きました。もちろん「豊前中津の黒田武士の歌と踊り」もセットです。今回は黒田家譜から関が原の合戦の模様を記した巻を書き出してお話しました。黒田長政と徳川家康の丁々発止のやり取りが息もつかせぬほどに述べられています。松尾山に布陣する小早川秀秋に対する反忠(石田三成への反乱)の働きかけの様子は家康にても徳川家が天下を取れるか滅亡かの瀬戸際でもあることからその必死の様子が良く分かります。家康個人の人生や徳川家一門を懸けた天下分け目の大戦(おおいくさ)であった。戦前の予想では兵の数に勝る西軍が有利であったが黒田家による西軍への根回しが功を奏したために東軍の勝利に終わりました。その勲一等の働きで内府(徳川家康)が長政の手をとって感謝した場面は筆も踊らんばかりです。しかしそれも秀吉亡き後、黒田官兵衛(如水)が次の天下人は徳川家康だと看破しその列に加わることを決断した先見の明によって黒田家を東軍につけたからこその結果でした。

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