－２３２８－ 救急車

 

救急車

普段は縁のない救急車ですが、

姉の時以来救急車を見ると思い出して嫌になります。

このマンションは老人が多いためでしょうか、

救急車が良くやって来ます。

特に8月は暑さの為か、熱中症の方も多いようでした。

こちらは消防署も近く、救急病院も近くにありますので

いざという時には便利です。

大抵は転んで骨折する人が多いようです。

暫く会わない人が居ると入院、

又は知らない内に亡くなっている方も居りました。

一人で居る方が多いので、

滅多にこちらで葬儀をする方は居ないようです。

中には独身者同士ですので、

カップルになって出て行かれた微笑ましい方も居りました。

暫くぶりで３日に姉を見舞って来ました。

転院してから２度目、どんなにか寂しがっているかと気がかりでした。

ところが全然寂しがっていないのには拍子抜けしてしまいました。

今回はケアーマネージャーとこちらの営業マンも一緒で

妹と４人で行って来ました。

前回よりは少しは良くなっているかと期待しましたが、

だんだん悪くなっているようで気がかりでした。

転院した事でヴィレッジに帰って来たと思っているようです。

お名前は？　亡くなった夫の名前を言いました。

お誕生日は？　とんでもない日にちを言ったりします。

勤めていたのと聞いたら、若い時は勤めておりましたと、

その名前まではっきりと言ってくれました。

安心して居る所に預かって頂いてます。

これからは自分の体の事も考えて、

時々行くことにしました。

それでもやっぱり気がかりです。

紅