惹かれるもの

こだわって、好きなもの、惹かれるもの探し

-55-   秋の模様替え

2006-09-29 | マイコレクション
                             秋の彩り

            

                            保田 雅虎 作


        すっかり秋の訪れです。部屋も秋バージョンへ模様替えです。
       毎年この時期になると我が家に架けられるこの絵「秋の彩り」です。
       高校時代の親友、名古屋在住の絵描きさんです。元K化粧品のパッケージデザイナーで
       毎年東京での個展の他、フランス、ドイツ、オーストリアなど各地で展覧会を開催しています。
       この作品は、緻密なタッチで描かれた植物ですが、近年コスモ(宇宙)をテーマとした傑作を
       発表し続けています。
       ちなみにT美大では三宅一生とクラスメイト、彼とは学生時代に紹介されて以来の友達です。
       
       夏の間中、殆どアイボリーホワイトのキルトで覆われていた部屋もこの絵が架かると秋ら
       しく模様替え、アジアン・テイストのイカット(絣)や更紗の布で覆われます。
       狭い我が家、模様替えの主役は色々な布や敷物達です。日頃集めておいた好みの色や
       柄の布でソファー、クッション、ベッドを覆うと簡単にイメージチェインジ出来ます。
       これは友人の生活空間デザイナー・田畑明子女史の提唱するもので、我が家では大いに
       役立てています。布は折りたたんで収納にも楽ですし、簡単にしょっちゅう気分に合わせて
       変化を楽しんでいます。
       ここへ来て、ブログの壁紙で驚くほどの模様替えの方も! 紅もそろそろ考えてますが・・・。

       本当の紅は何も無い畳の部屋、一輪の花が生けてあればそれが最高の好みです。
   

         

            

-54-   花地蔵

2006-09-28 | マイコレクション
               

                   花地蔵(四季地蔵のうちより冬)
                           米田 守 作

       5年前の夏、飛騨の白川郷で合掌造りの民宿に泊まった夏の旅行の帰途、
       立ち寄った富山県砺波の砺波彫刻美術館で出逢った花地蔵さん、四体揃った
       四季地蔵でした。なんともふっくら可愛らしく何時までも傍に置いておきたく
       なりました。何時もの病気が始まりました!困った物です。
       四体揃って80万円! でも紅の連れて帰りたいのは冬の「椿」です。
       そこで交渉、係りの人が彫刻家に連絡を取ってくれました。
       最初の返事はNO! 諦め切れません。電話を代わって直接交渉、紅の熱意
       で遂にお許しが出てヤッター!の雄叫び。サテお値段は?
       4分の1と言う訳にいかず、がっくりでしたが、今になっても手に入れて良かった
       と思ってます。毎日眺めていると、ほのぼのとした気分にさせられます。
       好きな物、こだわって求めた物に囲まれていると幸せなんです!
       後日、作者の米田氏から色紙を贈られ、今も年賀状のお付き合いが続いています。
       
       椿は紅の好きな花、紅のやぶ椿が一番好きです。
           
    
      




      

-53-    F先生からのプレゼント

2006-09-27 | 日記・その他
         

             「小さいけど強いのよ」ってプレゼントして下さったカランコエ。        

        朝顔市から送った朝顔のお返しですって!「朝起きて今日はいくつ咲いたかな?」って
        数えるのが楽しみで、「今年もひと夏たのしませてもらったわ」と笑顔を見せてくれました。
        毎年贈り続けて何年になるでしょうか、来年もお贈り出来たらと願う紅です。
        このカランコエ、今度は私が大事に育てましょう!91才の先生、有難うございました。
    



    

-52-  遅れの敬老の日

2006-09-26 | 日記・その他
        人生の先輩、仕事の先輩 F女史の敬老の日を祝って

        

                           お重に生けられたお花
        
        


        
        

                           鯛、蕪、水菜のお鍋
 
        

                 焼き物 子持ち鮎、小芋、椎茸しんじょ詰め、栗、銀杏

        

                   戻り鰹お造り、竹皮包み銀杏ご飯、汁、香の物
                      
                      和風スイートポテト        お抹茶 
 


       私がF先生とお呼びするこの女史はF業界の大先輩である。
       何よりも特筆すべきは、私にPCを薦めた人である。87歳の頃PCを習い始め、半年後に
       「面白いから貴女も始めなさい」と街のPC教室の申込書を届けてきた。半ば強制的に!
       アナログ人間の私が出来るはずが無いと思い込んでいただけに先生からのお勧めは
       ショックでした。NOと言えないのです。87歳のお年寄りがトライしているものを、親子ほど
       年齢の違う私が出来ないとは言いずらく、しぶしぶ始めたという次第。お陰で今の私が
       あります。
   
       今のお茶の水女子大出の才媛、生涯独身、仕事一筋の方でしたが、親兄弟を原爆で失い、
       幸い東京にいた妹さんと命拾いをされたと言う。そんな終戦直後に洋裁の出来る妹さんと組
       んで、焼け野原の青山通りにいち早く洋装店を開き、得意の英語を活かし進駐軍の婦人を
       顧客にし財を成した立志伝中の人でもある。
       
       ここ1~2年めっきり体の衰えを隠しきれないが、未だ食事の支度などご自分でなさる!
       今年は1月のお誕生日を食事にご招待したら、涙を流された!
       かねがね「もう一度ゆっくり温泉に入ってみたい!」と仰るので三月伊豆にお連れした。
       失礼ながら若しもの事を考えて私の姉に同行してもらった。又涙を出して喜ばれた。
       普段は強い先生ですが、家庭、家族の愛情にとても飢えてらっしゃるのでこうした事に滅法
       弱いのです。
       先生のお喜びの顔を拝見したくて、遅ればせながら昨日ささやかな祝宴を二人で!
       この所忙しく差し入れして上げられませんでしたが、近々栗ご飯をお持ちすると約束しました。
       「栗ご飯なんて、もう何年食べてないかしら?」と仰る。
       生憎冷たい雨の一日でしたが、タクシーでお宅までお送りして、とても爽やかな気分の紅でした。
                                                       
       
       



-51-    国立自然教育園

2006-09-25 | 植物(山野草)
       ここは何処? 私の家の庭と言えるほど、目と鼻の先にあるオアシスです。

        


                 


        
 

        

                    ススキの根元にはナンバンギセルも見られました

                 

      いつものウォーキングコースはこの前を通り、この東側に先日UPしたライトアップされたレストランや
      ブティックが立ち並ぶプラチナ通りです。春、カタクリを見に来て以来の訪れでした。
      夏の間、遠くにばかり出かけて、お膝元見ること忘れてました!皆さん遠くからやって来ると言うのに!
      晴天の23日(土)も家族ずれやカメラを持った人が大勢訪れていました。
       














         

       

-50-   絵草子般若心経     お彼岸に亡き渡辺俊明画伯を想う

2006-09-23 | マイコレクション
        数々の温かい作品を残し先生が旅立たれてから早一年、
       お彼岸でもあり「絵草子般若心経」をご紹介いたします。



                  


      


                     


           


           


           


          「蓮笑庵」は山を背に蓮沼を前にした落ち着いた佇まいです。
     福島県田村郡船引にある先生のアトリエです。毎年この地で蓮笑庵展を開くこと16回、
      一昨年の16回展で私はこの「絵草子般若心経」を手に入れました。
      今まで私が所有している数点の先生の作品を合せたよりも高価な物で、すぐに決断という
      訳にはいきませんでしたが、釘付けにされてしまった様で、立ち去る事ができませんでした。
      数年前から体調を崩しておられた先生、もう大作を描く体力も根気も失せている事を感じとっ
      て居たからかも知れません。
      何時も戸口までお見送り下さる先生が、この日はお座りになったまま手を合せてお見送り下
      さいました。これが先生との最後のお別れとなり、昨年10月3日お亡くなりになりました。
      宝物を手に山の家に帰ったとたん、あの恐ろしい新潟地震です。あと30分遅かったら高速道
      路の上、どんな目に遭っていたかと思うと身の毛がよだちます。
      あたかもこの般若心経がお守り下さった様で!
      10月1日、追悼展となる17回展に出かけます。
      庭の枯葉を集め、焼き芋を焼いてくださった先生を偲んで来ます。
     
      この絵草子は平成5年、銀座鳩居堂での個展に出品された先生の愛蔵品でした。
    
      金彩の地に描かれた豪華なものです。              
      
 


     

 
     

-49-  臼杵石仏「大日如来」   

2006-09-21 | 日記・その他
                         思いは叶えるもの                                                   
 


  いつか写真で見た大分・臼杵の石仏「大日如来」に会いたいと思ってから長い年月が経ってしまいました。
  未だ病が癒えてなく、はるばる大分までの旅は無理でした。
  やっと訪れる事が出来たのは2000年10月、生憎小雨模様の日でした。
  「やっとあなたに会えた!」は私の正直な気持ちでした。心からそう思える石仏でした。
  スケッチブックに数枚のデッサン、このとき既に眼を患っていた私にはかなりきついものがありましたが、
  これが最後の絵になっても!との思いで無我夢中に描きました。
  この後、何枚かは描いた様な気がしますが、現在は描けなくなってしまいました。
  これは、幅45センチの大きなものです。  
  
  この大日如来様、永いこと頭部が地に落ちたままになっており、復元するかどうかで話題になった事が
  ありました。近年修復されて今のお姿に。
  
  この所の旅で幾多の小さな石仏に出会い、臼杵の大きな石仏を思い出しUPしてみました。  
  


           

-48-   台風め!      06.9.16(山形県・鶴岡市湯の浜温泉)

2006-09-20 | 旅行
        日本海に沈む夕日見たさにはるばる来たのに!

        



                 



       

                         あ~~ぁ、ざ~んねん!

                                                    







               





         

-47-  羽黒山

2006-09-19 | 旅行
            ちがった出会いを求めて、再び羽黒山へ

      

                   黄金色に輝く庄内平野の豊かな実り

                

                       大鳥居をくぐると霊山はすぐそこに

        

                    どれだけの人の足を釘付けにしたであろう

        

                            野の花たちもお出迎え 

                  

                             菅笠地蔵さんにご挨拶

                  

                     樹齢千年を越す爺杉が見守る霊山(天然記念物)

                   

                        苔の衣着た野仏、五重塔の前に佇む。

             
           羽黒山五重塔(国宝) 羽黒山道一の坂上り口の杉並木の中にある。
           東北最古の塔と言われ、平将門の創建と伝えられる。
           現在の塔は約600年前に再建され五層柿葺素木造で昭和41年国宝指定。
           近くに樹齢千年の爺杉がある。
                  






                

       

-46-  国宝・羽黒山五重塔     

2006-09-18 | 旅行
        

                               山門をくぐり 

        

                              急な石段を下り

                

                      木霊に守られながらひたすら杉木立を歩む。

                

                  長年の想い叶い やっとそこには 国宝・羽黒山五重塔


     昨年夏、銀山温泉の帰りに出羽三山詣でを致しました。が今回とは別ルート、山頂へ車で行って
     しまったために、2500段の石段を下りなければならず、途中でリタイアーしてしまいました。
     今回は下からのルートでしたので、私でも簡単に行く事ができました。
     長年の願いが叶い 満足、満足!