惹かれるもの

こだわって、好きなもの、惹かれるもの探し

-2617- アンティークドール

2014-04-22 | マイコレクション


   息苦しい箱の中から開放されて
   やっと飾ってあげられた我が家の子供

   アンティークドール

 

 




我が家に来てからもう40年になります。
幾多の戦火を逃れ、色々な人の手に渡り我が家へやって来ました。

1900年 ドイツ生まれ アーモンド・マルセル作

ベビードレスも籐椅子も当時のものだそうです。
その後旅行をした折にフランスの片田舎の骨董屋さんで着替えのドレスを求めました。
赤ちゃんが洗礼を受ける時に着たと言うお洒落なロングドレスです。

未だ暫定的に置いたもので、きちんと飾り場所が決ったら着替えさせてあげましょう。

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つれずれに思うこと

こちらに引っ越して12日め、恵まれた環境で何不自由なく過ごしております。
然し、何かが変です。
周りが老人ばかりの世界です。自分の歳も忘れてそう思えるのです。
ロビーで子供連れの訪問客に会うとホッとするのです。
大人も子供も一緒に住む街が自然ですね。

今日はバスに乗って区役所や郵便局へ出かけたついでに、公園を散歩しました。
乳母車を押すお母さん、車椅子で散歩するお年寄り、犬の散歩をさせる人、
テニスやジョギングする人、
目にするものがとても新鮮でした。

その模様は次回にし、帰って直ぐに家の子供?を撮影してUPしました。
これからは何時も一緒で、心和ませてくれます*^^*




-118- アフリカの布     

2006-12-14 | マイコレクション
  AFRICN MAJESTY と呼ばれるほどの布
    


    
 

    
    8~9cm程の細幅で織られています。単純な織機のようです。
    広幅の織機は無かったようです。


    

    
    1模様は幅8~9cm縦15~6cm位
    その細い幅の紐状のものを手で繫ぎ合せてあります。


      

      

       
     人、鳥、獣、矢じり、斧などの生活に密着した柄。 


  インテリアファブリックとして日常生活の中に布を愛用しているという事は
  前にも書きました。アジアのイカット(絣)や更紗は比較的手に入り易いの
  ですが、このアフリカの織物は大変珍しく、本物を手に入れることは非常に
  困難です。大阪の民俗学博物館で見て関心を持っておりました。
  ある時丸善でその布に関する1冊の本を見つけました。買い求めたものの、
  原書です。悲しいかなそう簡単に理解できる紅ではありません。

  眺めている内にどうにかこの布が手に入らないかと思うようになりました。
  アフリカまで探しに行くわけに行かないし!!!
  もうこうなると病気です。狙った獲物は手に入れたい紅です。
  あちこちの友人に伝を求めて声をかけておきましたら何と、何とです!
  廻り回って手に入れることが出来ました。
  あれから何年経ったでしょうか? 時にソファーに、時に巻きスカートにと
  紅の手元で活躍してくれてます。
  研究者なら、大切に保存しておく事でしょう。でも紅はあくまでも生活の実用品、
  織り上げた人の事、実際に儀式の時などに酋長が身に纏った事など、遠くアフ
  リカへ思いを馳せています。
  今ならとても買えません。いいカメラと望遠レンズが揃います!
  何時も紅はロマンを食べて生きてます。我ながらキザだな~~!     
  
 

ー84-   おもちゃ

2006-11-02 | マイコレクション
好きな物は、お地蔵さんだけではありません。こんな物も。

            
    洋酒のボトルホルダー、結構古そうです。友人からGet。
    今はアルカイダを思い出すので使いません!


            
    ドイツのくるみ割り、時計屋さん。口に胡桃を挟んで背中の
    バネを持ち上げます。壊れそうなので使いません。
    

            

            
    これはお気に入りのオルゴール、Knitting Boxと書いてあり
    ますから編み物の道具入れ。スイッチを入れるとオルゴール
    の音楽に合わせて動物達が動き出します。実に可愛い!!!
    ニューヨークに住む友達から。
    
  アトリエのお掃除をしていると、色んな物が出てきて目が留まり
  お掃除になりません。長い間に、よくまあ集めたものです。
  一つ一つに愛着が、思い出があります。
           


  お詫び 先日来フォントがおかしく、自分のモニターでは異常に
  大きくなり、1行に入る文字数が限られてしまいます。
  したがって自由にレイアウト出来ずお見苦しいと思われますが
  ご容赦下さい。

  5日まで旅行に出かけます。お出でいただいた方にコメントの
  お返事が出来ませんが、帰るまでお待ち下さい。
  たまには童心に返っておもちゃでも眺めていてください!             
  
  出かける前の早めのUPです。-83-もご覧になってね。


            

-83-    一針一針

2006-11-01 | マイコレクション
  人の手で心を込めて作られたもの、暖かいもの、好きなんです。

    
① ペルーの手芸、タペストリー。色の数だけ生地を重ね、鋏を入れて下の色を出し、
  纏ってあります。実に雑な作りですが素朴な味がなんともいえません。

    
    
② ペルーのモラと言う手芸、↑の技法と同じですがかなり緻密に作られています。
  地上絵に見るモチーフが良く使われています。

     
    
③ インドの手芸、ミラーワークのタペストリー。かなり古い物です。150×100位。
  白い壁にかけるとまるでボロにしか見えません。簾を背景にアトリエの壁に。
 
    
    
④ インドの染色、ベッドカバーの大きさがあります。多色の鹿の子絞りに金粉が
  施された華やかなものです。

 

①②とも、国立民俗学博物館で購入。①はアンティークです。
③④とも、生活空間デザイナーT女史より譲り受けた物。③はアンティークです。


先日、絵も染色や糸紡ぎもしなくなって物置と化したアトリエの大掃除をしました。
所狭しと置かれたコレクション、そろそろ整理にかかって、身軽にしませんと!
無国籍状態の私のお城です。未だ半分も片付いていません。
   



-55-   秋の模様替え

2006-09-29 | マイコレクション
                             秋の彩り

            

                            保田 雅虎 作


        すっかり秋の訪れです。部屋も秋バージョンへ模様替えです。
       毎年この時期になると我が家に架けられるこの絵「秋の彩り」です。
       高校時代の親友、名古屋在住の絵描きさんです。元K化粧品のパッケージデザイナーで
       毎年東京での個展の他、フランス、ドイツ、オーストリアなど各地で展覧会を開催しています。
       この作品は、緻密なタッチで描かれた植物ですが、近年コスモ(宇宙)をテーマとした傑作を
       発表し続けています。
       ちなみにT美大では三宅一生とクラスメイト、彼とは学生時代に紹介されて以来の友達です。
       
       夏の間中、殆どアイボリーホワイトのキルトで覆われていた部屋もこの絵が架かると秋ら
       しく模様替え、アジアン・テイストのイカット(絣)や更紗の布で覆われます。
       狭い我が家、模様替えの主役は色々な布や敷物達です。日頃集めておいた好みの色や
       柄の布でソファー、クッション、ベッドを覆うと簡単にイメージチェインジ出来ます。
       これは友人の生活空間デザイナー・田畑明子女史の提唱するもので、我が家では大いに
       役立てています。布は折りたたんで収納にも楽ですし、簡単にしょっちゅう気分に合わせて
       変化を楽しんでいます。
       ここへ来て、ブログの壁紙で驚くほどの模様替えの方も! 紅もそろそろ考えてますが・・・。

       本当の紅は何も無い畳の部屋、一輪の花が生けてあればそれが最高の好みです。
   

         

            

-54-   花地蔵

2006-09-28 | マイコレクション
               

                   花地蔵(四季地蔵のうちより冬)
                           米田 守 作

       5年前の夏、飛騨の白川郷で合掌造りの民宿に泊まった夏の旅行の帰途、
       立ち寄った富山県砺波の砺波彫刻美術館で出逢った花地蔵さん、四体揃った
       四季地蔵でした。なんともふっくら可愛らしく何時までも傍に置いておきたく
       なりました。何時もの病気が始まりました!困った物です。
       四体揃って80万円! でも紅の連れて帰りたいのは冬の「椿」です。
       そこで交渉、係りの人が彫刻家に連絡を取ってくれました。
       最初の返事はNO! 諦め切れません。電話を代わって直接交渉、紅の熱意
       で遂にお許しが出てヤッター!の雄叫び。サテお値段は?
       4分の1と言う訳にいかず、がっくりでしたが、今になっても手に入れて良かった
       と思ってます。毎日眺めていると、ほのぼのとした気分にさせられます。
       好きな物、こだわって求めた物に囲まれていると幸せなんです!
       後日、作者の米田氏から色紙を贈られ、今も年賀状のお付き合いが続いています。
       
       椿は紅の好きな花、紅のやぶ椿が一番好きです。
           
    
      




      

-50-   絵草子般若心経     お彼岸に亡き渡辺俊明画伯を想う

2006-09-23 | マイコレクション
        数々の温かい作品を残し先生が旅立たれてから早一年、
       お彼岸でもあり「絵草子般若心経」をご紹介いたします。



                  


      


                     


           


           


           


          「蓮笑庵」は山を背に蓮沼を前にした落ち着いた佇まいです。
     福島県田村郡船引にある先生のアトリエです。毎年この地で蓮笑庵展を開くこと16回、
      一昨年の16回展で私はこの「絵草子般若心経」を手に入れました。
      今まで私が所有している数点の先生の作品を合せたよりも高価な物で、すぐに決断という
      訳にはいきませんでしたが、釘付けにされてしまった様で、立ち去る事ができませんでした。
      数年前から体調を崩しておられた先生、もう大作を描く体力も根気も失せている事を感じとっ
      て居たからかも知れません。
      何時も戸口までお見送り下さる先生が、この日はお座りになったまま手を合せてお見送り下
      さいました。これが先生との最後のお別れとなり、昨年10月3日お亡くなりになりました。
      宝物を手に山の家に帰ったとたん、あの恐ろしい新潟地震です。あと30分遅かったら高速道
      路の上、どんな目に遭っていたかと思うと身の毛がよだちます。
      あたかもこの般若心経がお守り下さった様で!
      10月1日、追悼展となる17回展に出かけます。
      庭の枯葉を集め、焼き芋を焼いてくださった先生を偲んで来ます。
     
      この絵草子は平成5年、銀座鳩居堂での個展に出品された先生の愛蔵品でした。
    
      金彩の地に描かれた豪華なものです。              
      
 


     

 
     

-45-  どうぞごゆっくりなさって。

2006-09-15 | マイコレクション
               数日留守に致します。ごゆっくりなさっていって下さい。

          

                   秋めいて、 こんな夜は好みの酒器で熱燗などいかが

                   

       ワイン、ブランデーそれともウイスキーがいいの? そこの人、焼酎ね。ハイ、わかりました。


          旅行に出るため早目のUPです。-44-と合わせてご覧下さい。