いま「絹のマスク」を作って販売している、もう間もなく絹の手袋もできるこれも販売する
昨今家にある絹の余り布を使ってマスクを作りボランテイアで多くの人にプレゼントをしたいから、絹の供出と縫う人の募集をかけた方がいた
少し前だったら「なんと素晴らしいこと」といってそのボランテイアグループにすぐはいって「いいことしている私、世に役立っている私」と自己満足していたと思う。もしその誘いを無視したらきっと自分を責めた
今はそう思わないこれはコロナのおかげだとも思える
まず蚕を考える、蚕は自分の命を守るため、また次なる世代を残すため繭を作り、その中で蛹に変態しながら7日間を過ごす。この7日間の状況が素晴らしい生糸の誕生となるのだ
蚕は自分の命をつなぐために、保湿、通気性、殺菌力は当たり前、自分を腐らさないための腐敗を防ぐ抗菌と活性酸素の徐去、もともと天然であったので紫外線もよける、天敵に悟らせないための消臭性、一定の温度を保つ保温性そういういい糸をつくり、それを布にした人たちが潤うことを考える。だから白生地を購入する。縫製がストップしている人がいる、その人に頼んで少しでも金銭を渡せるようにする。購入する人を見つけ携わった人たちに配金出来たらその方が社会貢献だと思うようになった
麻のマスクも登場しているそれもいいと思う。夏に向かって最適であろう
マスクは全く菌に対して意味ないよ。という人もいる。しかし日本人は自分から菌を人に移すということのできない民族だ、だからマスクをする。マスクはガードもするけどエチケットだ、大正時代に大流行したスペイン風邪の時から日本人のエチケット、風邪をひいたらマスク。その時代はほとんど家で作っていた。
コロナは思いがけず日の当たらなかった場所に日を当ててくれている、正しく太陽だ
おそらく8月か9月には本当に大変化がやってくるだろう。その変化の先にはもっと穏やかな時代が来ると思うが、その時代に行くまでに、私たちは自然を大事に思い循環の思想に重きを置くことだと思う
循環できないものは生活の場から消していかなければ地球はもう持ちこたえられない
お金も循環しなければ成り立たない。特に今は少額でもお金は循環させる時だと思う
蚕は命をすべて人に捧げている。その命を循環させることで絹の布を最後の最後まで使って人間が蚕に恩返しをする
そういう着物文化のような循環社会こそがこれからの世界だろう
というわけで着物をきて蚕の無条件の愛を感じてほしい
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