チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物が繋ぐもの  310

2020年04月02日 14時32分48秒 | 日記

外出から戻ったらセキドがZoomを使って個人レッスンをしていた

紐や帯の手送りの指の形もしっかり見せながら丁寧に指導をしている。なるほどと感心。リアルでなくこのようになにもかもパソコンやスマホで出来る時代だ。遠くに住んでいる人にはとても便利。お稽古に重い荷物を持ってくる必要もない

テレビの料理番組が出来たとき、味もにおいもわからず大丈夫伝わるかと心配してたが今や当たり前。着物の着方もテレビで行ったことがある。チャ子ちゃん先生この時3歳の子供の下着を左前に着せて(着物は正常の襟合わせだった)大変な顰蹙を浴び、局にはお叱りの電話が後を絶たず(なんといっても生放送なので修正がきかない)担当者は減給、チャ子ちゃん先生は首でその局からは今日に至るまで出演は適っていない(某国営放送)

こういう歴史をたどりながら今はZoomという便利なツールが出来た。照明とか音声とか音楽とかそんなものもなしでシンプルに着付けだけを教えている。相手が大勢になったときは画面に9人ぐらいまでは現れて一緒に出来るらしい。さらに年数が進むと腕時計くらいの大きさになっていくそうな

そういう時代に着物ってどういう生き残りをするのだろう

というのがチャ子ちゃん先生の目下のテーマ。着物の柄も印刷になった。着物の素材そのものも化学繊維だ。ジーンズ着物というのもできた。染料は化学染料が中心、多分着物の形も変わっていくんだろう、現実に二部式なんて当たり前になっている。

どういうことになっても驚かない

自然が承知しないものは必ず寂れていく。1200年の着物の歴史の中で淘汰されたものも数知れず、その時代に適合できないものは消えていく。時代は人が作っていたけど、これからは大いなる意思の存在がすべてを決定する。その意思に合わないものは消えていく。古事記の時代からそれが自然の摂理だ。ここのところ人間の自我が優先された地球だった

コロナ後を見定めて自分がどう生きていくか、会社をどうするか、かかわってきた着物をどう発展させるのか、その根本に目を向けて、有識者にアドバイスを受けている。最後は自分の意思だがそれが大いなる意思と一緒でなければ成立は不可能。

人間も二極化するが、仕事の進め方も二つに分かれる。そういう世の中にあって、着物はどういう位置を持つのだろう。着物こそが日本の文化の総元締めであることは確か。その中の何を残せるのか、残すべきものは何か、この一か月じっくり考えてみようと思う。

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#コロナ #二極化 #自我の優先 #日本の文化 #古事記 #自然の摂理 #料理番組 #チャ子ちゃん先生 #秋桜舎

コメント
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