チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

何でもオンライン

2015年01月15日 11時42分53秒 | 日記
今税務署から帰って来たところ
書類の申し込みは今後オンラインにして下さい
「パソコン扱えますか?」
「はいなんとか」
「今日はやり方をご説明しましょう」

証明書を取に行ったのだが
本人証明に健康保険書だけではだめなのだそうだ
ほとんどの役所が健康保険書さえあればお^けーだったのだが
と思いながら何を持ってきたらいいのかを聞く
「パスポートや運転免許書、住民台帳か公的機関からの請求書」
「取に返ってきます」

午前中を税務署と自宅、会社を行ったり来たり
ふー疲れた

10時から始まり書類をいただいたのが11時30分
どうしてこんなことがすいすいできないのだろうと自分を責めてしまう

それにしても
パソコンのできない人間はもう社会人として通用しなくなるのだろうか
おかしな世の中

知人にパソコンはもちろん携帯電話も持っていない人がいる
そういう人の日常は何かおっとりしている
それはボケているわけでなく
情報は豊富に持っている

税務署でいろいろと考えさせられた午前中ではあった
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古い布を生かす

2015年01月14日 12時22分12秒 | 日記
日本人であれば当たり前の事だった習慣
きものに充分に手を通したあと
其のきものがまた一枚の布地として生き返り
「どうぞ私をまた別の私にして下さい」
と言わんばかりに笑顔を寄越す

其の布と向かい合っているうち
「布絵」というジャンルで製作を始めた女性がいらっしゃる
「伊藤朱」さん
昨年の秋東京の相模大野にある伊勢丹で「パッチワーク展」に
作品を提供したが
他にぬきんでていて多くの人に感動を与えた

ミュウジシャンのご主人「伊藤顕」さんが各地を演奏旅行で回っているとき
古美術の店によって見たとき
「古い布が隅の方で泣いていたんだよね、だからそのとき店にあるのを全部買ったんだよね」
その布をどう生かそうかと思案していると
奥様の朱さんがパッチワークで其の古布を生かしたタペストリーを造り始めました

其の数が30枚にもなり見事な物ができあがった
布も嬉しそうに生き生きとしている

こうやって生かせる布を持つ日本はすばらしいなと
つくづく思うチャコちゃん先生ではあります
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おみくじは神の言葉?

2015年01月13日 17時46分18秒 | 日記
今日はスタッフと一緒に氏神さまである新宿熊野神社で
祈祷をしていただいた
毎年の事だがこの神社は本当に丁寧で
一人一人がきちんと玉串を奉納し一人一人を払っていただき
更に御神酒も戴く
この御神酒の何と美味しいこと!

今年は総模様替えをしていて神様達も気持ちが良さそうである
雲一つない好天気に恵まれアチコチで写真を撮る
おみくじも沢山つるされているのだが
中には落っこちている人の物もある

おみくじというのは何気なくひいてはいるが
結構深い意味合いがあるようだ
そのことを考えるとなかなか引けない
というのはガッカリする文章だったりしたら
ぐっと引きずりそうだからである

人が「凶」を引けば
「凶が今日で終わりという意味よ」
なんて駄洒落を飛ばしたりするが
では「大吉」を引いた人にはなんて云う?
「おめでとさんよかったね」

何を引いてもお目出度い
これが神社のおみくじなのだと思う

神社に遺す人
持ち帰る人
様々な行為であるけど
本当のところはどうするのが一番好いかと神官に聞くと

神社に遺したおみくじはときが来るとおたき揚げしてくれるのだという
今日は境内で憧れの頭が達が
御札や矢羽根松などのお炊きげをしていた

「今年も宜しく」と挨拶したら
竹の貯金箱をくれた しめしめ今年は稼ぐのだ
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成人式

2015年01月12日 08時38分06秒 | 日記
成人の日に振り袖を着始めたのはいつ頃だったか
高度成長期に呉服屋さん達が考えたことでもあるが
其のお陰でチャコちゃん先生も
振り袖特集の記事を書いたり
振り袖の柄のデザインをしたり
はたまた
「大人の振り袖」なんて事を考えてつくったりもした

ここ二 三年のことだけど
成人振り袖を着る方達が
吉原の花魁のような格好をしたがる人が増えた

これは着物の本来の姿をきちんと教えない大人が悪い
もちろんチャコちゃん先生たちきものに携わる人たちの責任もあると思う

日本のきものはもともと階級制度が高く
姫君
お嬢様
おじょうさん

娘っこ
かむろ
遊女
などと着るものが違い

それは素材も色も柄も更に振袖のたけまで違っていた

そういう違いを分かったうえで自分はお嬢様を目指すのかおひいさまなのか
そういう事を分かって装うことも楽しいかもしれない

今年はそういう基本的なことをもう一度やり直したいと思っている

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天日干しのお米

2015年01月10日 12時49分11秒 | 日記
アチコチでしかも若い方々の手によって
無農薬で天日干しのお米が出始めている
其のお米に出合うと必ず購入する
応援の意味もあるが炊きあがったご飯の何と美しいこと
しかも旨い
このとき「日本に生まれて良かった!」とつくづく思う

一年間こう言うお米を戴いているので
「無食」「一日一食」「一日二食」と云うことができかねる
其れは困ったことでもある

たき方が上手だとお米が立つ
幼い頃の台所は「おくどさん」
お釜でご飯を炊いていた
薪をくべながら引き上げながら火加減を調節していた

そう言う姿を見ていて
「引き際が大切」という大人の言葉を何となく耳に留めて
其のお釜にくべる薪の様子を思い浮かべたものである

海の波の引き方もそうだが
潮の引いた後は何処までも砂地が続き
そこをおもしろがって歩いていると
あっという間に波が押し寄せてくる

これは人の引き際だ

つい最近引き際を全くわきまえていない人に翻弄されている人を見て
翻弄される方もキッと欲があるからだろうと思った

引き際の上手なひとは
キッと人生が豊かだ
あの美味しいご飯と一緒
噛めばカムほろ甘みが出る
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この国を選んだ理由

2015年01月09日 13時03分13秒 | 日記
ときどき私はどうしてこの国を選んで生まれてきたのだろう
と思うときがある

宿命というのがあって
生まれた国、両親、自分の姿などは自分では決められない
と多くの人が言う

しかしまたある一方で
国も、両親も、自分の容姿も、頭の程度も兄弟も友人も職業も
すべて自分で選んで此の世に誕生するという方もいらっしゃる

どちらの考え方見方をとっても
現実に私は日本に生まれあの両親に育てられた
自分が選んだ
と言う道を取ると何もかもが積極的な学びを知る事になる

生まれた年も自分で選んだとすると
幼いときの戦争体験
其の戦争をくぐり抜け子供達を真剣に育てた両親の愛

幸い喧嘩をする両親を見たことがナイ
母はいつも父を尊敬し大事にして子供達より優先順位が上だった
しかし母は気ままな自由人で自分の趣味を犠牲にすることはなかった
しかし家族の世話に手を抜くことはない

こう言う母を選んだのは何故なのだろうと考える
何事にも弱音を吐かない母の姿を学ぶと言うこともある
ざっくばらんな態度がときに下品に見えたりもする
其れを反面教授として学ぶと言うこともある

姉や兄二対する見方も「學ぶ」と言う観点で見ると本当に色んな事が解る

周りに現れる人々も自分が生まれる前に選んだ人たちなのだと思うと
其の一人一人に対してもみ方が変わってくる
静かな時間をこんな思いで過ごしたお正月
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今更ですが「新年のご挨拶をいたします」

2015年01月08日 11時43分56秒 | 日記
新しい年を迎えて皆様お健やかでしょう
思いがけないほどの寒さが日本中を冷蔵したみたい
考えたら子供の頃のお正月は最寒かったような気がする

この年になって「お年玉」を戴いた
なんとすてきな正月

若返ろうと思う気持ちを外し
ありのままの自分を美しく見せる事に重点を置こうと決心をする
それは年末年始テレヴィを見ていて
あまりにも整形美人の多さに気が付いたからだ

私の周りでも著名なデザイナーが整形をした
確かに衰え往く肌のたるみやシワは醜い
ある人がシワやシミも可愛いと言って奥方の方を優しく抱いていたが
日本の男性としては珍しい

日本の男性は若い女性が大すきっだ
大人の女性を美しいと尊ぶ文化が今の日本にはない
そのため同性愛の男性が増えていくように思う

それは心の会話が其の若い女性と続かないので
同性同士の思いを交換できる相手を選んでいくことになる

チャコちゃん先生はいつも思うが
人は魂の年齢があり
七つの子が100歳の哲学を持っていたり
80歳の人が20代の若々しい魂を持っている事もある

地球年齢で人を判断するととんでもないことになるといつも思う
電車に乗って隣り合わせの乳飲み子の澄んだ目を向けられて
ハッと感じることもある

自分の魂年齢を知る年にしたい
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