チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

成人式

2015年01月12日 08時38分06秒 | 日記
成人の日に振り袖を着始めたのはいつ頃だったか
高度成長期に呉服屋さん達が考えたことでもあるが
其のお陰でチャコちゃん先生も
振り袖特集の記事を書いたり
振り袖の柄のデザインをしたり
はたまた
「大人の振り袖」なんて事を考えてつくったりもした

ここ二 三年のことだけど
成人振り袖を着る方達が
吉原の花魁のような格好をしたがる人が増えた

これは着物の本来の姿をきちんと教えない大人が悪い
もちろんチャコちゃん先生たちきものに携わる人たちの責任もあると思う

日本のきものはもともと階級制度が高く
姫君
お嬢様
おじょうさん

娘っこ
かむろ
遊女
などと着るものが違い

それは素材も色も柄も更に振袖のたけまで違っていた

そういう違いを分かったうえで自分はお嬢様を目指すのかおひいさまなのか
そういう事を分かって装うことも楽しいかもしれない

今年はそういう基本的なことをもう一度やり直したいと思っている

コメント
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