チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

65歳以上

2009年05月07日 14時50分24秒 | 日記
新型ウイールスは65歳以上の人には来ないらしい
「ね、それはスペイン風邪の免疫があるということ??」
「ばーかスペイン風邪がはやったのは1918年、生まれていたかい?」
でもそのあと
慢性不況そして関東大地震
そしてそして第二次世界大戦

こんなことにならないよう
みんなが「我」を取らなければ

きもののような平和産業はお金にならないと
みんなやめてしまって
日本の伝統工芸は
どうなっていくのだろうか

手仕事より
機械、そしてロボット
人間の手は必要なくなり
手で何も出来なくなってくるかも

現実
足の退化が始まり下駄や草履を履けない足になっている人が多い
つまり足に力が入らない
立っていられないので電車の中でも
10代の子がしゃがんでいる

いまは
65歳以上が一番人間らしさをとどめているのかもしれない
だからインフルちゃんおっかなくて
近寄らないのかも

そうすると
国会のおじさんたち
ますます元気になっていくな

これもどうだろう
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ピアノ協奏曲

2009年05月06日 10時27分35秒 | 日記
ピアノはソロで聞くものだと思っていたが
どうしてどうして
やはりピアノ協奏曲は奥が深い

昨日は端午の節句
帯を「殿」の帯にしたいばかりに
雨模様にかかわらず
塩沢を着てしまった御バカであったが

サントリーホールでは
友人達はもちろん
知らないご婦人にも褒められ
着物が縮むのも目をつぶる

さて
ピアノは後藤泉ちゃん
楽団は日本フイルハーモニー
指揮は小林研一郎ことコバケン

結論はブラボー
ヴェートーベンのピアノ協奏曲第四番
ピアノのソロから始まる曲なので
ピアニストに対して身内意識でどきどき

それぞれの楽曲がお互いに音で共鳴し
協調し華麗な宇宙を作る
聴く方はオーケストラの作り出す音に
酔いしいれる

仕事の世界もそうなのだと思い知る
4日の休日
セキド、ヨシダが休日返上
校正のチェック二冊分
それぞれが分担して
オーケストラのようなアンサンブルで
仕上がったのは夜もかなり更けていた

ソロももちろんいい
しかしアンサンブルの調和はまさにこれからの時代だ

一人ひとりがプロの意識を持って
一つの曲を奏でる、一つの仕事をするともいえる

それにしても
こういう曲を作曲する人たちは
人間の根源にいつも魂をおいているのだろうな

自分の技術を完璧にし
その上で心を一つにして仕上げていく
着物にも其れがいえるように思う
いえ、そういう着物作りをしたい

今日も四葉のクローバー8枚
日々増えていく
ネコニーサンにあげていたら
知らないおばさん寄って来て

「ちょうだいちょうだい」
「ご自分で摘みなさい」
と場所を教えてついでに3本も見つけてあげた

今日は三五館の江口さんからの戻し原稿の書き足し
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栄養失調

2009年05月05日 11時38分45秒 | 日記
ネコニーサンに久しぶりに会う
「ネコ好きなのね」
「いいや可哀想なんだよ」
「でも毎日こうやって餌あげているんでしょう」
「そうだけど、違うんだな」

この公園にいるネコは
全て飼い主に棄てられたネコ
其れをオニーサンは自腹切って虚勢する
その挙句
こうやって一日二回餌を配る
今は15匹この公園にいるそうな

「其れはおれがここで浮浪者をやっていたから
ネコの気持ちが分かるんだな」

人間は何かやれば自分の口は自分で養うことが出来る
でもネコは出来ないんだから
誰かが面倒を見なければーー

「この前ここに住んでるやつが栄養失調で死んだけど」
テメエの命自分で縮めたようなもんだ
何んでもいいから働きゃあいいんだ

「仕事選んで、誰かに面倒見てもらおうと思ってるやつはネコより情けねえ」

今日のネコニーサンなんだか怒ってる

昨日三匹のネコが捨てられていたのだそうだ
三匹は兄妹で
「メスは誇り高くてね、触らせないよ」
食べるだけ食べたらさっと茂みに姿を隠す

「ま、どこの世界も女は扱いにくわな」

棄てるにはそれなりの事情があるのだろうが
人間のエゴに振り回されるネコは
「可哀想なんだよね」
とネコニーサン嘆く

今日は立夏
でも涼しく塩沢お召しの袷がちょうど良い気温
雨模様なのに塩沢を選んで着ている
チャコちゃん先生、なんとおばか!
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ついに八本、四葉のクローバ

2009年05月03日 14時03分51秒 | 日記
産土神さまにご挨拶をして
ベンチに座り
のんびり春の風を受けていて
フト
足元を見ると
四葉のクローバーが
コイコイと手を振っている

やったー
オイオイ6っポンだぜ
集団でいた
これで今までの2本と合わせ8本

八方、八枚、数霊もチャコちゃん先生は8
憲法記念日に校正を見るという
仕事モードに
ご褒美、ありがとう

校正をしようと思いながら
長襦袢を解く
いつもそう
なかなか目的の物に近づかない

それにしても嬉しい
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六道輪廻

2009年05月02日 09時34分35秒 | 日記
人間は人間業をきちんとやった後天に行く
人間業をなおざりにすると
六道劣化が始まる

其れが33歳の分かれ目
人間業から
また地獄餓鬼の世界へ逆もどり
そういう大人が多い

人間は
長く人間をするにしたがって
慈愛深くなっていくのが
一番美しい

昨夜は
加奈ちゃんと
池袋の芸術劇場で
大谷暢順法王原作総合監督の
六道輪廻の舞台を観る

出演は
麻美れい
野村万作
野村満斎

私の場合麻美れいが最初に来る
日本にこんな素敵な女優がいて嬉しい
同じ時期に生きていることも嬉しい

とにかくこれだけの方々なので
鍛えられた身体
きちんと練習した声
とにかく全てが美しい

仕種の美しさが
人を喜びに導く

驚いたことに
全員に原作本が配られた
全員に

つまりプログラムの変わりという
世の中は秒単位で変わっていく
変わらないものがあるとすれば
ヤハリ其れは
きちんと人間業をやることであろう

どの道にいても
其れはできる
やろうと思えばの話だが
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ある公爵夫人の生涯

2009年05月01日 11時08分46秒 | 日記
故ダイアナ妃から200年前の
同じスペンサー伯爵家に
ジョージアナという令嬢が
デヴォンシャー公爵に嫁いだ

映画はそこから始まる
18世紀末から19世紀にかけては
かの有名な
マリーアントワネットも健在

ショージアナはイギリス
マリーアントワネットはフランス
ともにフアッションリーダーでもあり
年齢も同じくらい

映画では
この時代の衣装にアカデミー賞が与えられた

女と衣装
女を表現するのは衣装しかなかった時代だ
衣装が芸術の域に達している時代は
女の自由は無いに等しいが
女は品格があり美しい
もちろんそれは上流世界だけでなく
洗濯女ですら
自分が装うことの大切さを知っている

故ダイアナ妃と同じように
ジョージアナも夫にだけは愛されなかった
国民からは圧倒的に愛されたがーー

世継ぎを生むだけの機械になりたくなかった夫人は
夫と心がなかなか寄り添わない
夫の愛人と一緒に生活を共にするようになり
ますます壊れていく

しかし
「許す」
という気付きを苦しい中から勝ち得たとき
全てが穏やかに過ぎていく
そして美しさもまし
更に国民みんなに愛される

許して
無になること
古今東西
人の成長に欠かせないことだと
私も気付く
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