チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

半襟

2009年05月29日 20時00分46秒 | 日記
ここのところ気温の低い雨の日が続く
もう絽の長襦袢を着ていたのに
慌てて単の長襦袢を取り出し
半襟をつける

この場合着る着物は
雨なので大島の単
そうすると半襟は楊柳
この楊柳という半襟は
とても付けづらい

何十年とつけているのに
うまく行かないことが多い
基本的に針仕事がだめなだけだとも思うが

昨日日本和裁会の総会に出てみて
きものを着るということは
いったい何人の手を煩わせているのだろうか
アレコレ想像してみた

和裁士の心配は
多くの企業が海外に縫製を依頼していること
それがいつまで続くのかーー
きものは日本人しか着ないのだから
日本人の手で最後まで仕上げたらいい
と私は思う
それが筋でしょうに

チャコちゃん先生は
半襟をつけるだけしか出来ないが
針を持つことは
お洒落に着る人の基本とも思っている

姑にきものを縫ってもらっていたが
半襟だけは自分でつけたものの方が
着やすい

きものも日本人の手による縫製の方が絶対着易い筈
和裁士の皆さんもう少しの辛抱
海外縫製は少なくなり
皆さんの生活をおぼやかすことはなくなると
チャ子ちゃん先生は信じている
コメント
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