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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

着物の袖口が切れた

2014年09月01日 12時36分31秒 | 日記
いやはや驚いた
秋になると定番のように出てくる「絹縮み」
秋色の栗の実色の地色に芒の刺繍が5カ所
さそれに茶色地に秋の七草を刺繍した名護屋帯
この組み合わせが9月初旬のチャコちゃん先生の定番着物

ところがですわ
出がけにドアのノブにチョット引っかけたら
なんとなんと気持ちいいほどの感じで袖口が切れた

そしてこの気も一体何年着ているのだろうと考えたら
30年
今の季節は毎年着ていたのでかなりの金属疲労だ

この絹縮み
小千谷の樋口さんが初めて手がけた一枚
つまりいつものように難題を投げかけるチャコちゃん先生
「ねえ麻の縮みができるなら絹もできるのではないのやってみてよ」

さて其れから試行錯誤があったが見事の風合い
経て絽の次に着る生地としては最高
「絹縮」という文字も図々しくチャコちゃん先生筆書きして
若いと云うことは何と恥知らず
と今は赤面

しかし
着心地の良さは抜群
現在も「絹縮み」は生産しているのだが
この時期の絹縮みと似て非なる物

あの中越地震で縮みの工程に長けた方がなくなり同じ風合いはできない
地震お見舞いに伺った折
「あれある?」
ときいてその当時の絹縮みを買い占めた

人に分けてしまったことを今は悔やんでいる
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