チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

きもの評論家・研究家 3

2013年12月14日 09時17分35秒 | 日記
チャコちゃん先生がこの「きものーーー」を整理したいと思ったのは
いま巷で人気のあるきもの研究家達と
チャコちゃん先生より世代が上のきもの評論家または研究家の方々の
ちょうど狭間にいるのがチャコちゃん先生は
双方のきもの感について思うところがある


その思いを整理しておきたいなと思ったわけ

チャコちゃん先生にはきものに対してトラウマがある
家族や周りはきものを着るのが当たり前の環境で育ちながら
一生きものは着ないと思っていた
アメリカやフランスから一気に入って来て大流行している洋服を
早く着こなしたいと子供心に思っていた

映画も洋ものにしか興味が無かった
そこに現れる室内装飾や洋服にうつつを抜かしていたのだ

長じてきもののことにはまっていくと
遙かにワタシより詳しい方々が大勢いらして
しかも天敵母は
「そんな知識で社会で通用するなんて甘いもんだわね」
等と軽蔑されていたり

チャコちゃん先生のきもののコウデイネーとに
やや冷たい目を注がれたり
雑誌に文章書いても何か足りないものがあるような肩身の狭い思いをしていた

でもマスコミはいつの世も同じように
ちょっと面白い事を書く若手を登庸しようとやっきっだ
それでもいつも肩をすくめて仕事をしていた

経験やお育ちの全く違う方達の知識に脱帽しかなく
当時のきもの評論家の方々をまぶしく見ていた

つづく



コメント
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