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チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

終戦記念日

2011年08月15日 13時43分18秒 | 日記
どちらかといえば「敗戦の日」としたいチャコちゃん先生
戦争に負けて、まだずっと負けたのを引きずっている66年間
敗戦の日から新たな戦争が始まっていたのだと
最近つくづく思う

それは日本人というものの旅が始まった
どこの日本に戻るのか
どこに向かっていくのか
66年間ずっと分からずにきている

その間色んな文化を失い
またたくさんの文明を身に付けてきた
ここらでチョット一休み
日本人って?
考えねばならない

先日NHkで「原爆生かされなかった情報」という番組を見たが
日本政府は原爆ーかどうかは分からないがー通常と違う爆弾を持ったB29が
日本にやってくるのを正確にキャッチしていたという
しかも廣島は警戒警報を原爆が落とされる寸前解除している

警戒警報が解除になっても防空壕で話し合いを続けている人は助かった
そういう生存者の話は「なぜ?」という疑問が消えないので悔しい

「解除になった!」
という開放感で多くの市民が防空壕から出たきたところを
ピカドンとやられた
しかも今までと違った強力な爆弾を持ったB29が飛んでくるのを知っていた上層部

長崎のときも
同じ爆弾を持ってB29がやってきていることを現場は上に情報を渡したが
生かされなかった

日本はアメリカ軍が原爆(そのときは特殊爆弾といっていた)を落とすことを
把握していたのになぜに国民を救わなかったのか

こういう一連のことは
福島の原発の爆発や放射能被害を覆い隠す体質と何処か似ている

国民に選ばれている国会議員が
どうして国民のために働かないのか不思議
どうして勝利国のアメリカばかりに気を使うのか
なぜ?

この時期に色んな戦争秘話があぶりだされてくるが
その証言をなさる方も80歳、90歳
まもなく記憶も定かではなくなるだろう
今のうちに身近な戦争体験者にたくさんのことを聞いておくべきだ

絹のことを知りたくて
何年か前呉市に住む海軍の軍医だった方を訪ねて
ケガの処置とか兵隊さんたちの最後の言葉などをお聞きしたが
その方の深い心の傷を感じて
当たり障りの無い話に終始してしまった
今から考えると残念
もうお亡くなりになったので二度とお聞きできない

敗戦感覚はいつまで続くのだろうか
コメント
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