チャコちゃん先生のつれづれ日記

きものエッセイスト 中谷比佐子の私的日記

日本風

2009年07月08日 16時56分54秒 | 日記
友人の娘がアメリカで出産
チャコちゃん先生は
お祝いに絹の産着をプレゼントさせていただいた

出産後写真を撮るとき
その絹の産着をおばあちゃんが着せたところ
向こうのプロのカメラマン
仰天
「なんと美しい、日本の風習ですか?」
と嬉しそうにカメラパチパチ

生まれたときから注目を浴びた其の子は丑歳
丑は可愛く品があるので
カメラの前でさぞやと想像できる

おばあちゃん帰国して
「向こうは神社はないけどお宮参りの着物を作りたい」
早速掛け着(または熨斗目というところもある)
を取り寄せたところ

表は絹、裏はポリ
「なーんだ裏こそ大切なのに」
トセキドは嘆く

きちんとした絹を着せたいと思うと
既製品では不完全
ヤハリ誂えに出さないとダメなのだと思った

日本は米と蚕の国
この二つを無視すると
国はつぶれる、とチャコちゃん先生は思うね

せめて生まれたときと
死ぬときは絹で身を包みたい

生きているときも絹を身にまとっていれば
病気の神が逃げていく
しかも肌に直接用いるのが一番効果的

友人のおばあちゃん
絹を孫に感じさせることに頑張ってくれている
ありがとう
コメント
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