最近Mullardの真空管がお気に入りである。
プリアンプの出力段12AU7にもムラードCV4003、MC275の12AX7(ECC83)にもムラードのCV4004、2段目の12AU7にも、又CV4003を使っている。特にこのBOXプレートは、他の球と一線を画している。
繊細で綺麗、それでいて余韻をいつまでも残し、空気を感じる。
全て、Mullard Blackburn工場製造のものである。これが、良く今までNOSで綺麗な形で残っていたものだなと関心する。でも、自分のものになると嬉しくなる。地下シェルターにでも保存してあったのだろうか。
この様なVintageの真空管って、いつまで手に入るのだろうと、いつも心配してしまう。
そこで、Blackburnってどんな工場だろうと思って、Youtubeで探して見ると、有った、有った! 貴重な工場の製造工程を記録した映像が有った。
興味のある人は、このキーワードで探して見てください。
「Mullard - Blackburn Vacuum Tubes Factory」
そこには英国の紳士が、真剣に真空管を組み立てている姿が映っています。ほんと、それを見ているだけで、また信頼しちゃいますよね。
益々、Blackburn好きになってしまいます。
BrimarとかMarconiの真空管でも、この工場で作ったものがあります。
Vintage品って、やっぱりReissueや、最近作ったものと、音が違いますよね。
Blackburn工場に感嘆。凄いぞ。今見ると涙もんだ。Mullardのエンジニアに敬意を払う。
今や全部機械化で、こんな丁寧な仕事はないだろう。殆どが中国、ロシアで作っているし。