My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

真空管アンプの改造実験(初段、PK分割回路設定変更) ~6AS7G PP アンプ~

2019-04-01 13:16:46 | 真空管アンプ

前のブログ投稿で、初速度電流の指摘を受けましたので、師匠のご指導のもとに設定を見直しました。 

暫くブログを更新出来ていなかったのも、この設定を行っていたためです。

今回の設定変更で「初速度電流」の重要さを認識することが出来ました。またひとつ勉強になりました。

回路図上では、この部分です。

ポイントは初段のバイアス電圧です。

変更前は0.73Vでしたが、この電圧では初速度電流の問題があり、歪が増えるので1.0V以上に設定したほうが良いとの事

で調整しました。

具体的には、緑で囲った抵抗値を変更して各電圧を調整。(図中の値は変更後)

調整後は、初段のカソード電圧が1.04Vになりました。と言うことはバイアス電圧はー1.04V。

さらに、次段のPK分割回路のグリッドと直結なので、こちらのバイアス電圧も1V程度となりました。(上図の回路図中の電圧では小数点以下を丸めています)

参考までに初段とPK分割の負荷線は以下となります。

 

設定変更後は、かなり音質が向上しました。

やはり今迄の中高音のギラツキは、この初速度電流も影響していた様です。

ご指導頂いた先生に感謝です。ありがとうございました。

今の状態での音は、クリアーで解像度も高く、低音も締まり良く、スピード感があります。

所謂キレッ、キレッでタイトな音です。

KT88 PPとはまた違った音です。これが3極管の音なのでしょう(?)。

手持ちの他アンプでは聞こえなかった(と思う)、ピアノを弾きながら囁く様な細かい音やサックスの息づかいもよく聞こえてきます。

KT88 PPの様なパワーに余裕の感じる雄大な音では有りませんが、Jazzを聴くには良いです。

  

では、今日は音楽映像作品を紹介しましょう。

本日、新年号「令和」の発表があり、平成も残り1か月となり、テレビでは平成のニュースなどの特集が目白押しですが、日本だけではなく世界に目を向けてみますと、この事件も日本では平成時代だったなと思い出します。

2001年9月11日に発生した米同時多発テロです。

紹介するDVDは、同時多発テロから10日後に募金のため行われたチャリティーTV番組を収録したトリビュート作品です。

とにかく出演者が豪華です。ブルース・スプリングスティーン、ビリー・ジョエル、マライヤ・キャリー、U2、ニール・ヤング、ボン・ジョビ、スティング、セリーヌ・ディオンなどです。

CDは持っていたのですが、DVDが見たくなり購入しました。

やはり、これはCDでは意味が無いですね。映像を見るべきですね。感動します。 

トリビュート・トゥ・ヒーローズ [DVD]
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ワーナーミュージック・ジャパン

 

コメント (1)
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