My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

回路の見直しにより音質改善した真空管プリアンプ

2015-11-08 20:03:41 | 真空管プリアンプ

先生のご指導を頂き、真空管プリアンプの改良がひと通り完了しましたので、簡単に私の備忘録として残しておきたいと思います。

改造後は、音の細部まで聴こえる様になり、歪みもなく潤いのある音になりました。

ご指導頂きました先生に感謝を致します。有難うございました。

 

改造後の回路図と各部の電圧がこちらです。

 

 

一度、このブログ上で改造の報告しておりますが、そこからさらに見直して、前段、後段とも改造しております。

改造のポイントは以下です。

 -前段E80Fは後段の出力から帰還。

 -後段はカソードフォロワーの1段へ。

 -カソードバイアスの最適化。

 -カソード電圧が高くなりV(K-H)が耐圧オーバー。ヒーターバイアスを掛けることに。

 -B電圧を分圧してヒーター電圧を嵩上げ。

 

改造にはそれなりの時間が掛かりましたが、その甲斐がありました。

今回改造を通して、

回路を最適化することで、それぞれの真空管が持つ特性、特徴を引き出すことができ、

また、真空管アンプ回路はデリケートで、配線の引き回しひとつでも音質、ノイズの拾い方が違う

と言う事を学ばせて頂きました。まさに職人の経験と技術が必要と感じました。


今後は、この状態をベースにして、またカップリング・コンデンサの交換とか楽しみたいと思います。

 

 

コメント (2)
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