My Audio Life (趣味のオーディオ)

真空管オーディオを中心に、私のオーディオチューンアップについて書いています。最近はPCオーディオにも取り組んでいます。

SIEMENS ECC83 (3Mica) ~ これは格別、Nice Tubeです!~

2012-12-25 08:36:23 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

私のマッキントッシュMC275に、今度はSIEMENSのECC83(3Mica) NOS品を使ってみた。

遂に、キタッーーー!!!って感じですね。

これは、今までの中で最高です。他とは格が違います。

手配する時も、今まで色々試しているので、もうこれが最後の切り札と思って発注しました。

この球は、遥々オーストラリアのシドニーからやって来ました。送料込みで約$100(1本)。

Seller(出品者)のフォローもとても良くて、「品物は届きましたか?」の確認メールも来ました。それも、到着した日の朝にメールが来て、そして、夕方に物が我が家に到着した次第です。「満足頂けましたか?」の確認も。

eBayでも、こんなSellerは初めてです。その懇切なサポートに感激しましたね。

もちろん、丁寧に返信しておきました。そして、Feedbackも当然5点満点ですね。

 

貴重な球ですから、到着してからの手順は、いつも通り。 焦らず、焦らず、、、。

 ・まず、その雄姿を記念撮影(多めに)

製造Lot No.もちゃんと刻印がある。(読み方が判らないが)

Made in Germany (09230とは?)

3Micaが良く見える様に、もう一発。

底面の写真(2と読めるが、この意味は金型番号?) これが出来るんだったら、Telefunkenのダイヤマークだって出来ちゃう。Fakeも出回るはずだ。

本当に造りがしっかりしていて、素晴らしい出来です。

 ・次にピンの掃除---今回はアルコールとCARDASの端子クリーナーを使った。

 ・簡単に音が出るか小さい音で確認 --- ヨシ、ヨシ。問題なさそう。

 ・それから、別のアンプ(プリの使っていないフォノEQアンプ部)に挿して、無音状態でバーンイン。

 ・毎日8時間くらい通電。通常CD用にプリアンプを使っているので、このフォノEQ部分は無音状態で普通にバーンインができるので便利。

そして約1週間後の昨日ですが、本来使用のMC275の初段へ移動。

音を出して、感動しました。

音がほんとに優等生、好青年です。まじめな音です。ケチのつけ様がありません。

音質の傾向としては、テレフンケンに近いですが、もっと細かい所まで表現していると思います。

一つひとつの楽器の音の輪郭をはっきりと表現しています。しっかりと引き締まった音ですが憂いもあります。

定位もバッチリ、低域はBrimarやMullardに比べると締まり気味ですが、それでドラムやベースが弾けます。

ピアノもペダルを踏む音がなんとなく聞こえます。

ボーカルは、しっかりしていて、前に出てきます。

やはり、3Micaの効果でしょうか。噂に違わないです。素晴らしい!!の一言です。

また、音楽を聴くのが楽しくなりました。

ちなみに、出品者のコメントには、

Siemens E83CC frame grid triple mica vintage tube with date code of 
Eø0≠9D these tubes are one of THE best sounding NOS tubes. Ruggedised internally and great sound from sparkly highs to the deep tight lows.」

と書いてありましたが、まさにその通りです。 It's very goooood!!! and best one of my collectionです。

手持ちのECC83で比較して順位を付けるなら、現時点で、No.1 このSEIMENS、No.2 特別LogoのBrimar、No.3 Telefunkenでしょう。

No.1とNo.3は良く似た音質傾向ですが、No.2だけは異質ですね。No.2は、ほのかな甘さを空間に広げた感じですね。高音も少し細く、低音は重心が下がった感じです。甘い香水の感じですね。


あっ、Brimarのバーンイン後の詳細報告は、未だでしたね。今日は、もう時間が無いので、今度しておきます。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

現代の真空管を使ってみた。(JJ製とGenalex製)

2012-12-16 12:23:57 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

現在、生産中のJJ製TeslaとGenalex製Gold LionをMC275に使ってみた。Reissue新品である。

私は、今まではVintage品に拘って収集し使ってきたが、最近、真空管の寿命とRunning Costが気になり始め、現在生産中のReissue品の音は、どうなんだろうと思い購入してみた。

今回、購入したのは、以下の2種類。両方ともeBayを通しYEN Audioから購入。

1. JJ製ECC99(12BH7) スロバキア製

    Tesla品のReissue品。Matched Pair。新規生産品だけあって美しい。Gold Pin仕様。US$60

きちんと、JJの箱に入って送られてきた。

GMは20/20、20/20でバッチリ揃っている。

Gold Pin(金足)である。

流石に、現在生産品だけあって、外観は綺麗である。

造りも悪くない。RCAに比べると、上マイカからガラスまでの空間が少し広い。

 

2. Genalex製ECC81(12AT7) ロシア製

    Gold Lion品のReissue品。Matched Pair。これも見た目が美しい。Gold Pin仕様。US$66

    こちらは、Balanced&Pairもあったので、実は、こちらを買うべきだった。

    この12AT7はプッシュプル出力管のドライブ管となるので、GMが揃っていたほうが良かった。

こちらも、Genalexの箱に入って送ってきた。

Matchedで注文したので、GMは46/42、46/42である。双極でプッシュプルをドライブする場合、MatchedよりBalancedのほうが重要であった。ちょっとミステイク。

外観も美しい。Gold LionのLogoが眩しい。これは、KT-88でも見かけたLogoだ。いつみてもエレガントでカッコ良い。

こちらには、GenalexのLogoが。少しインクが飛び散っている。

こちらもGold Pin(金足)仕様である。ただ、JJよりは金が少し白っぽい。

今まで、12AT7は片側ポスト(柱)品を使っていたが、初めての2ポスト品である。造りもしっかりしている。

日本では、ペアが1万円オーバー?


今回、試聴の前に、1晩エージング(バーンイン)しておいた。約15時間。これは、今までの経験から、いきなり球に負荷を掛けるのではなく、無音状態で通電したほうが、良い結果が得られたからだ(気のせいかも知れないが)。また、中の残留不純物を飛ばす意味でも、精神衛生上、良いかも知れない。真空管は生き物とも言う人もいるくらいで、気を使いだしたら、きりが無いです。逆に、そこが面白いんですけどね。

それで、翌日昼に鳴らしてみた。

印象は、音がとても締まっていて、輪郭のはっきりた音、低音から高音までクリヤーで現代的な音がします。

真空管と思えない位ですが、真空管の味はきちんと残しています。

初段Brimar 12AX7(CV4004)、次段Mullard 12AU7(CV4003)と欧州の甘めな球とRCA 12BH7、12AT7の組み合わせを使っていて、割りとソフトな音だったので、今回のJJ 12BH7、Genalex 12AT7を入れる事で丁度良くなっているかも。この組み合わせも"有り"です。

まあ、飽きてきたら、また他の組み合わせにすれば良いことです。

こうやって、球ころがしを楽しんでいます。

 

今日は、これから、オーディオ展に行ってきます。今回も高級ホテルを借りての展示、また国内外100社位展示があるかな。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

12BH7 寿命が来たか?

2012-11-24 21:36:13 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

今年の3月終わりに購入し、今まで使い続けたRCA製12BH7(Black Plate/Horse Shoe馬蹄形)が、ついに寿命が来たかも知れない。約8ヶ月。NOS品では無いので、まあ、こんなもんか。


それに気がついたのは、最近、音の広がりがなく、音に豊かさがなく、なんとなく詰まった安っぽい音に感じたからだ。

それで、管の外観を良く観察すると、ゲッター上の管壁の黒い部分が写真の様にかなり減り、ゲッターが良く見える様になっていた。使い始めは、この黒い部分がもっと下の方まで有った様な。

この写真の様にゲッターが馬蹄形の珍しい球なのに、残念だ、、、、

私は、球の特性測定器を持っていないので、エミッションも測る事も出来ず、寿命を音の変化で判断するしかない。

それで、以前に使っていた12BH7に交換してみた。こちらもRCA製Black Plateだが、Oゲッターである。

交換後は、以前の広がりのある豊かな音に戻った。やっぱり、この球が原因だった様だ。

でも、この球もいずれ寿命が来るだろうから、次の候補を探して、購入しておかねばならない。

さて、どの球にしようか。

RCAのBlack Plateは気にいっているので、また同じものになるかも知れないが、今度は少しでも長く使いたいので、出来ればNOS品を購入したい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真空管6550の青色発光(蛍光)現象

2012-07-21 11:17:35 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

先日、ふと思って、夜に部屋の明かりを全て落として暗くしてみたら、やっぱりありました。

マッキンMC275に着けているSED製6550Cの4本のうち3本が青色蛍光しているではないですか。

この青色蛍光は、真空度が高いときに内部の微小有機物が燃えておきる現象らしい。

BOIの解説によると、

真空管のプレートボックス内部で、カソードからプレートへ飛んでいく電子がもれてガラスにあたることで発生し、蛍光はガラスに含まれる不純物(コバルトなど) だそうだ。

参考URL:http://www.boiaudioworks.com/TubeWikiJp/Wiki.jsp?page=%E9%9D%92%E8%89%B2%E8%9B%8D%E5%85%89

 

嬉しくなったので写真を撮った。

 

私は前回の6AS7以来の2回目の経験である。この時の球もスベトラーナだった。やっぱり、ロシア製は真空度が高いのか?

そして、暗闇の中でのマッキントッシュMC275の雄姿も写真に収めた。

ヒーターの明かりと青色蛍光が目映い。

あらためて思いました。やっぱり真空管は、なんか浪漫があり、良い雰囲気ですね。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MC275の12AT7をRCA スクエアゲッター、黒プレートに交換

2012-04-22 12:52:36 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

またまた、マッキントシュMC275の出力管のドライブ用12AT7をRCA製角ゲッター、黒プレートに交換した。

この球は大変希少で、オークションでやっと落札できた。そうは言っても$50ほど。では、その勇姿を見てください。

見ての通り、ブラックプレートでスクエアゲッターです。マイカも厚手2枚重ね。

音のほうも期待通り、なんせ音がしっかりしている。特に中域、ボーカルなどは、はっきり聴こえ、リアルである。ギターなんかもとてもはっきりと前に出てきて、艶やかである。これは良い。黒プレートだからと言って、冷たい金属質な音は無いですね。

今までの色々な球交換の経験から、ブラックプレートは、やっぱり間違いが無いですね。良いですね。スクエアゲッターは音に艶や丸みが出る様な気がしますね

今回、同時にRFT製12AT7(Westinghouseブランド) プレート3穴も購入して試聴してみたが、こちらは音が薄っぺらく、金属的な音がして、安物っぽく聴こえて、駄目だった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MC275の出力管をWinged C 6550Cに交換

2012-04-08 11:57:00 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

マッキントッシュMC275の出力管をSED Winged-C 6550Cに交換したのでレポートします。

先日、Tung sol(Reissue) 6550を落として壊してしまってから、Gold Lion(Reissue) KT88で暫く聴いていたが、やっぱり6550の音が聴きたくて、SEDの6550Cを手配していた。

手配先は、米国の業者(CTech)ではなく、英国の業者である。理由は、物は多分同じものだろうと思い、英国の方が、ユーロ安のメリット、単価自体、送料が割安だったためだ。

確かに、到着まで2週間位掛かったが、梱包も丁寧で問題なく、無事に届いた。エアキャップに包まれ正規のBoxに入っていた。

 

本体を取り出し、ロゴの印刷を見ると、アレ? 予想していたものと、印字が違う。

 

印字が黒なのだ。SEDって、シルバーで「C」に羽根が生えたロゴじゃなかったか?私が持ってる他のSEDと違う!。注文の時に写真で見たロゴは確かにシルバーだった。 でもまあ、Svetlane Made in Russiaと書いてあるし、違うものもあるだろうと楽観的に考えることにする。見た目はちょっと悪いが仕方ない。

でも念のため、もうひとつのSvetlana製(「S」ロゴ)と間違ってないか、さらに、良く観察する。。

 

この球、中を良く見ると、プレートが2枚構造になっている。

両者の違いは、「S」ロゴのものはプレートの穴が丸なのだが、今回、私が入手したものは角穴である。

多分SED製「C」ロゴ品に間違いないだろう。

しかし、この「S」ロゴと「C」ロゴの経緯は、何回調べても、複雑で良くわからない。兎に角、今は「C」ロゴの方が値段が高い。

だから良いと言う訳でも無いが。

http://www.boiaudioworks.com/article_svetlana.php?language=ja

今回、4本マッチドペアでNOS品を入手。一本づつ黄色いパッチが貼ってあるが、マッチングを採った意味かな。

そして、端子をアルコール消毒した後、いざマッキンに装着。

今までの達磨と違い、見た目もなかなかスッキリしていてよい。

 

肝心の音であるが、鳴らし始めて、1週間が経過した(約50時間)ので、やっとインプレッションレビューが出来る様になった。

付け替えて最初は、いつもの事だが、何だか篭った様な、歪っぽい音がして、失敗したかと思った。真空管をまともに評価するまでには時間がかかるので苦労する。失敗と思っても50時間位は様子を見る必要がある。

今では、以前私が使っていたTungsol6550、GoldLionKT88の上を行っている

まず音の厚みが全く違う。低音、バスドラ、ベースが「ドスン!ドスン!」って鳴る。中域から高域も良く出ている。

これで、私が聴くようなロックとかジャズを鳴らすと、迫力があってとても良い。シンバルの音も今までとはちょっと違う。

一度、KT88に戻して聴いて見たが、やはりこれを聴いてからでは、物足りなく感じる。 もう、暫くはKT88には戻れない。

2枚プレートが何か重要な意味があるのか?私には良くわからない。

ちなみに、今回良く聴いたのは、レプタイル/エリック・クラプトン(HDCD版)。HDCD版だけあって音が良い。

もうひとつ、分った事がある。

この6550Cを直接ドライブする球12AZ7は、12AZ7ではなく12AT7の方がより良い結果が得られる。

多分、12AZ7ではドライブ仕切れないのだろう。

今は、12AT7 Brimar BlackPlateを使っている。

 

これ以外にも、RCA製とRFT製の12AT7 BlackPlateを手配中である。

現品到着次第、試して見ようと思う。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MC275の12BH7A(RCA)のスペア入手

2012-03-31 13:16:20 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

先日、やっとの思いで、RCA 12BH7A Black Plateを入手した。約半年間探し続けたぞ。

今、使っている球も、RCA 12BH7A Black Plateだが、使い始めてから約10ヶ月経過するので、そろそろ交換時でスペアをずっと探していた。

今の球で気に入っていたので、今回同じものを捜していた。

このRCAのBlack Plateは本当にレアですね。今回、同じ出品者からほぼ同時刻入札締め切りで4ペアがオークションに出てきたので、一番良さそうなものに狙いを定めて、競り落とした。日本円で約1万円。少し高いけど価値はある。

それでは、その勇姿を紹介します。

 

今まで使っていたのは、Oゲッターだが、今回は馬蹄形(HorseShoeと言うらしい)。さらにRareです。

しかも、白文字。本当は見た目はオレンジ文字が好きだが。

 

黒プレートで造りも良い。箱付きであった。

 

今使っている球(右)と並べて写真で比較。 印字の違い。

 

そしてOゲッターと馬蹄の違い。

今回入手したものが1950年製、今のものは忘れたが1960年位?で約6,000円で入手。値段上昇してる?

そして、音出し。

やはり良い。今のものと音の傾向は同じ。期待通りである。粘り強く、力強い

ロックとかのギターの音を聴くと、今の物より太くて艶がある感じがする。

これは、馬蹄ゲッターのせいか?、新しくなったからか?良くわからないが、結果は良好。これで、また1年近く楽しめる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MC275の12AX7をMullard CV4004に交換 ~その後~

2012-03-26 23:27:17 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

12AX7をMullard CV4004 Box Plateに換えてから、2週間聴き慣らして経過した。

音は、最初と違い見違えるほど良くなった。ボーカルも前に出てくる様になった。音は、今までの球とは違い、澄みきった繊細な音である。目の前が晴れた感じ。なぜか左右の分離も良い。確かに音の厚みは少ないが、これはこれで良い。弦楽器、ストリングがとても心地よく聞こえる。ロックなんかも高音がよく出ていて凄く賑やかくて良い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真空管6550が不慮の事故で生涯を閉じる

2012-03-18 00:40:41 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

あぁあぁ~。今日、私のちょっとした不注意から、Tungsol 6550がその生涯を閉じた。

このTungsol、Reissueといっても、私のMC275では、良い音を聞かせてくれていて、お気に入りだった。

本日の事故の顛末は、こうである。

今日久々に、以前使っていてが暫くお休み状態だったKT88 PPのアンプを引き出してきて、MC275と音の比較をしていたのである。さらにMC275は12AX7をBrimarとMullard、Telefunkenを交換しながら行った。なんとこれだけでも豪華な面子である。そしたら、なんと以前使っていた写真左のKT88 PPの方が音が前に出てきて良く聞こえるではないか。今まで、マッキントッシュ信者の如く、マッキントッシュMC275が一番と思い込んでいたのに意外でちょっと残念な結果である。

 

MC275の12AX7をMullardに変えてから、ちょっと調子が変だなと思っていた。妻も音がわかる様になり、最近ちょっと変だと感じてるようだ。気のせいかも知れないが、音量にも大きな周期で波がある様にも思える。

それで、ふと思ったのが、ひょっとして、出力管の寿命?(プリ管より、出力管が寿命が短いのは知っていた)と思い、片方のアンプについているKT88 Gold Lion reissueと交換してみることに。この時、悲劇がーーー起きたーー。私の不注意で、真空管を落としてしまったのである。床は人口大理石なので、ものの見事に、ガラスが割れて、飛び散った。球の無惨な姿は下の写真。 年を取るとどうも注意散漫になってしまう。

 

ついでなので、内部の写真も取ってみた。ゲッター用の電極が綺麗だ。

 

MC275にこの球を取り付けてから約9ヶ月、いい音を聞かせてくれて有難う。私の不注意で、その生涯を終わらせてしまい、御免なさい。冥福を祈ります。

で、MC275の球をKT88に交換してから、どうなったかと言えば、音が蘇りました。

やっぱり、球の寿命だったのか? 家内も聞くので、毎日10時間は点けっ放し、時には12時間で、約3,000時間経過。こんなもんかな?プロは、1,000時間で交換するらしい?。 この球はreissue品なので、そんなに高価でもないが、それでも1万円以上はする。Running Costを考えると、、、まあ、こんなもんか。良い音で音楽を楽しむのに、投資を惜しんではいけない。

1万円なんて、飲みに行ったら、すぐに無くなるぞ。

この前の投稿で、システムの調子が良いと書いたけど、その時が最後の華だったのか?

真空管は、音が良いけど、やっぱり寿命がね~。と、こういうときに思う。だけど、これも別の球に変えるトリガーになるかな。

良い音を奏でる、良い仕事をするもの、美しいものは、やっぱり儚い命、短命か。

これで、次の球探しに走る踏ん切りがついた。これも、自分で壊してしまった後悔からの逃げか。

今は、とりあえず、このKT88 GoldLion reissueを使っているけど、次の球選びを始めたい。 

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

MC275の12AX7をMullard CV4004に交換

2012-03-13 21:04:10 | マッキントッシュ パワーアンプ MC275

またまた、MC275パワーアンプの初段12AX7の球を交換した。

今、使っているCV492に不満があった訳ではないが、なんとなく、巷で評判の良いMullardもどんな音がするか聞いてみたくなった。気になっていたのは、下の写真の管である。

ボックスプレートのMullard CV4004。1984年製。買ったのはSeimens ECC88と同じ店である。見た目は怪しそうな店だけど、自分的には信頼している。

 

  

外観も綺麗である。

KQDD/KでロットNo.にRがあるので、Mullard Micham工場製である。

ちゃんと紙に包まれている。

で、出てくる音はと言うと、まだ2日目なので、正しい評価はできないが、

今までの球に比べて、なんとも暗い、しっとりとやさしい感じである。なんと表現したら良いか?朝靄の森林の感じかな? でも、高音は繊細で、おとなしく、キンキンした所が全くなく、優等生っていうところかな。しかし、音に力強さがなくが無い。音が痩せていて、BrimarのCV492と比べるとボーカルの張りがなく、前に出てこない

音楽ソースも選ぶようだ。

でも、まだ2日目なので、これからかな? 

10,000円/本で購入したVintage管なので、期待しながら、鳴らしこみます。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする