「プリズム・オブ・リラ」によると、「大いなるすべて」から分かれて琴座に出現した非物質の生命体こそ、われわれ銀河一族・琴座一家の祖先である。彼らは、「創造の礎(いしずえ)たち」(Founders)と呼ばれる。地球人類も、ここから分かれた種族だという。
「プリズム・オブ・リラ」には、プレアデス人、シリウス人、ゼータ・レチクル人・・・といった、地球人類に近縁の宇宙人たちが登場する。一見、広大な銀河全体を舞台にした壮大な宇宙絵巻に見えるのだが、そうではない。というのも、琴座ファミリーは、みな、地球から近い星々の住人だからだ。たとえば、シリウスは地球から約8.6光年しか離れていない、最も近い星系のひとつ。地球からの距離を一覧表にすると(もちろん、概数)、
シリウス 8.6光年
ベガ 25光年 (※琴座の一等星)
レチクル座ゼータ 35光年
アルクトゥルス 37光年
プレアデス 400光年
ベテルギウス 640光年 (※オリオン座の主星)
・・・と、いずれも、無限の大宇宙は言うにおよばず、「直径10万光年」とされる銀河系の中でも、ごく一部のローカルな一角、「ご近所づきあい」の範囲におさまる。
地球の歴史を日本史に例えるなら、隣の中国・韓国にまで視野を広げた、「東アジア交流史」といったところだろう。
ただし、すべてがわれわれと同じ、第三密度の物質的な世界にあるわけではない。琴座系には、非物質の存在たちも多く含まれ、多次元にまたがって存在している。このため、「これらの名は特定の場所というより、むしろ意識の周波数や領域を表しているものと考えていただきたい」と、前書きにも書いてある。
それはともかく、琴座に現れた「創造の礎たち」は、「大いなるすべて」からの分裂と、来るべき統合の意味を知っていた。ただし、はっきりと知っていたわけではない。それは目覚めた後の夢のように、おぼろげな記憶だった。
地球人が彼らを目にすると、細長い胴体と二本の手足、大きな目を持った姿に映るらしい。エハン・デラヴィ氏が幼少のころから、たびたび遭遇したという「カマキリのような宇宙人」だ。エハン氏によると、他にも同様の目撃事例が多数なのだそうな・・・。
ここから、すべての進化が始まる。それは、陽と陰、プラスとマイナス、ポジティブとネガティブ・・・という、両極への分離と、統合を目指す動きを繰り返す歴史だった。
最初のリラ(琴座)人は、統合・拡大を志向するポジティブ・サイドに属していた。だが、そんな中から、夜空に輝く美しい星・ベガに、最初の文明が登場する。ベガ文明は、「自己への奉仕」を追求する人々。分離と縮小を志向する、ネガティブ・サイドに属していた・・・。
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たしかに、「銀河全体が舞台」などと言われると、広すぎて「う~ん」となるところでしょうな。
それにしても、「直径10万光年」とされる銀河系に比べて、せいぜい数百光年くらいの距離におさまる琴座ファミリーは、ほんとに近い間柄ですね。
天ノ川銀河のある領域でのストーリーというこの設定が、逆にリアリティを感じてしまうところでもあります。
外せないです、この本は。好むと好まざるとにかかわらず(笑)
>師匠に似たのか抜群のエンタメにもなってますね。
やっぱりチャネリングは、おもしろさが大事でしょう。
>妙に日本びいきの人でもあります。
師匠と同じく、日本での人気が抜群ですね。
>ただ、本の表紙は何とかして欲しい。。。
たしかに、あのゼータレチクル人のつぶらな瞳に見つめられて、読もうと思う人は滅多にいないでしょうな・・・(泣)
人のこと言えませんが。
ダリル・アンカからチャネリングを学んだリサ・ロイヤルの本は、
師匠に似たのか抜群のエンタメにもなってますね。
妙に日本びいきの人でもあります。
ただ、本の表紙は何とかして欲しい。。。