宇宙のこっくり亭

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惑星エイペックスの滅亡

2009年09月04日 | ラー文書 プリズム・オブ・リラ
    
琴座のプリズムから出てきた銀河宇宙一族は、早くも、ポジティブなリラ人と、ネガティブなベガ人に二極化し始めた。

ベガ人は、なぜか、エゴイストぞろい。利己主義を追求し、現在の地球をもしのぐ、弱肉強食の厳しい競争世界を創り出すに至った。分離と個体化を追求する、ネガティブな文明である。

これに対して、ポジティブ側は、統合と全体化を追求する、平和協調路線だ。この時点では、リラ文明がそれに該当する。

現在、わが地球の文明は、ネガティブ側の価値観を体現する傾向にある。どちらかといえば、荒っぽい弱肉強食の競争世界だ。今は、ポジティブな次元上昇を目指している真っ最中。

もっとも、ポジティブ側が善で、ネガティブ側が悪だというほど、世の中は単純ではない。ネガティブ側にも、大切な役割がある。それは分離を促進し、自己意識を強化するパワーの源。個性を磨き、自力を強めていく道だ。この分離のパワーがなかったら、個性は発生せず、すべては一つのまま。残念ながら、ボクもアナタも存在しない・・・。

そうはいっても、リラとベガの両極化は深刻だった。できれば、両極が統合された世界が理想なのだが、中間点を探るのは容易でない。それくらい、一方の極へと向かう力は大きかった。

いったん統合が進み始めれば、どこまでも画一化が進み、まったくの全体主義になりやすい。逆に、分離が進み始めると、どんどんバラバラになり、争いが激しくなっていく。これは、地球の社会体制でも、よく見られる現象だ(笑)。世の中が極端な方向に振れやすいのは、今に始まったことじゃなかったのである。

「創造の礎たち」は、これを見て考えた。陰と陽、2つの極を統合する第三極は、どうやら、両極を結ぶ線の真ん中にあるわけではないんじゃないかと。それは、両極とともに三角形を成す、もうひとつの極点なのだという考え方が生まれた。

対立する2つのものが統合されることにより、まったく別のものへと昇華される。まさしく、ヘーゲル哲学でいう「弁証法的な発展」そのもの。やっぱり、ヘーゲル大先生は偉かったか・・・。

それはともかく、ここに、統合を目指す最初の動きが起きてきた。「第三の極」としての、エイペックス文明の登場である。

「エイペックス」(APEX)とは、「三角形の頂点」という意味。文字通り、3つの極のひとつを指す。

今は亡き、幻の惑星・エイペックスには、リラ文明とベガ文明から、続々と移住者がやってきた。君はポジティブ、僕はネガティブ。仲良く、一緒にやりましょうというわけだ。

新大陸のアメリカに世界中の人々が向かったように、エイペックスは驚くほど多様な人種のルツボとなってゆく。

しかし、価値観の違いはどうにもならなかった。やがて、エイペックス文明は崩壊する羽目となる。

核戦争で廃墟と化した、惑星エイペックス。生き残った一部の人々は、地下のシェルターで長い年月を過ごすこととなる・・・(泣)。
  
 
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