宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

「魂修行」からの脱却

2009年11月16日 | 精神世界を語る
      
「意識を進化させなければならない」というのは、その通りでしょうが、だからといって、「がんばって意識を進化させるぞ~!」という具合に、気合いを入れればいいかというと、そういうわけでもない。

「われわれは、永遠の輪廻転生を通じて、魂を磨く修行をやっているのだ」とかなんとか・・・。そんな考え方は、断じて禁物。それは、このバラバラに分離した第三密度の世界に、どっぷり浸かって抜け出せない人の考え方と言えるでしょう。

それはあたかも、強制収容所で苛酷な労働に従事している囚人が、「がんばって永遠に働き続けるぞ~!」と言ってるのに等しい。

個人の自我というのは、たとえていえば、大海の水を、コップですくったようなものでしょう。コップの中の水が、自己意識に目覚め、「俺だよ」という自己主張を開始する。でも、中身は元の海水と変わらない・・・。この場合、コップに相当するのが、「身体」という形あるもの。海水が、「意識」という形のないものに相当します。

意識には、形がありません。それは、空気のように、目には見えないけど、そこら中に遍満しています。「コップの中の水」という個人の自我から離れ、元の大海へと戻り、一体化する。それが、精神世界探求者の目標というもの。「永遠に魂を磨き続ける」というような、自我の存続を前提にした話とは、そもそもの方向性が異なります。

もっとも、「自我をとことん磨く」という意識進化の道も、ないわけじゃありません。それは、永遠に個性を磨き、自力を強めていく道。大いなる海に戻ることを拒否して、コップの中の自我を強化していくという方向。こういう方向性を、「ネガティブな意識進化の道」と呼びます。

上に挙げた、「ボクは生まれ変わり、死に変わりつつ、永遠の魂修行を続けるぞ」というのは、ネガティブな意識進化を目指す典型的な例。このように、一見もっともらしく「スピリアチュアルな教え」に見えるけど、そこには自我を肥大させる毒が、さりげなく仕込まれている。それが、ネガティブ・サイドが地球人に入れ知恵するときの特徴・・・。

もっとも「ネガティブ」とはいえ、「意識進化」であることに変わりはありません。「ラー文書」によれば、「ネガティブな第四密度」という意識段階に進むことも可能だという。これはこれで、大きな意義があります。ただし、高くて険しいイバラの道ですが・・・。
 
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