「ACIM~奇跡のコース」を学ぶゲイリー・レナードの前に現れた、「神の使者」こと2人の男女。彼らは、アセンディド・マスターと呼ばれる。意味は、「昇天(アセンション)した達人」といったところか。地球での輪廻転生を卒業した、純粋に精神的な存在である。このような人格的存在が実在するのかどうかについては、なんともいえない。それは、現象に対する、解釈の問題といえるだろう。
しかし、レナード氏によれば、彼はこの2人との会話をテープに録音したんだそうな。あとで、せっせとテープ起こしして、「神の使者」を書いたらしい。しかも、2人のうちの女性の方には、試しに(?)触ってみたという。たしかな実在感があったということだ。アセンディド・マスターいわく、「これは私が輪廻転生から卒業したときの、地上での最後の姿なのである」。
神の使者は語る。「きみの頭、脳、身体、世界、宇宙全体、それにパラレルワールド、とにかく認識できるものはすべて、心の投影さ」。
つまり、地球だけではなく、宇宙全体、それも、平行宇宙をも含めた全宇宙を「幻影」だと断言する。現在の地球環境を否定するだけなら、両手を挙げて賛成なのだが、宇宙そのものを否定するとは、なんとも大胆だ。
宇宙は、夢だ。すべて、幻だ。「それにしては、妙に手ごたえがあってリアルだな!?」と思うところだが、それは錯覚にすぎない・・・。
そもそも、「神の使者」の原題は、“The Disappearance Of Universe”(宇宙の消滅)。こんな幻影の宇宙なんか、消してしまいたい・・・(!)といったところだろう。
宇宙は、われわれが見ている夢だ。本当のわれわれは、どこかでグウグウ眠っている。眠りの中で、自分が創り出した夢の中の「現実」を、ホンモノだと思っているのである。
宇宙そのものが幻覚の産物にすぎないのなら、いったい、何が現実なのか。
それは、神。すべてを包み込む、神の愛だという。
神こそが、唯一のリアリティ。つまり、幻影に包まれた状態から脱却し、神の愛に目覚め、神と一体化すること。これこそが、「神の使者」の目標だ。
でも、それは、地上に生きる人間が独力で達成できるようなことではない。あまりにも、幻影がリアルで、強力だからだ。目を覚まそうにも、あまりにもパワフルな「現実」の前に、大半の人間は為すすべがない。そのまま、ずるずると引きずりこまれていくのがオチだろう。「神の愛」との一体化は、あまりにも遠い。
だが、黙って手をこまねいている神ではなかった。ちゃんと、手は打ってあった。それは、「聖霊」を人間のもとへと遣わすこと。ゲイリー氏のみならず、ひとりひとりの人間に、聖霊は遣わされている・・・。
聖霊が集う →
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