宇宙のこっくり亭

意識の覚醒に向かって、精神世界を縦横無尽に語る本格派ブログ!!

地球で生活するのがヘタ

2011年12月22日 | ある宇宙人の人生
 
子どもの頃から、筆者は、地球で生活するのが明らかにヘタだった。

朝起きてから夜寝るまで、日常生活の隅々にいたるまで、何をやっても驚くほどヘタで、生活能力ゼロ。掃除とか、モノを持ち運んだりとか、食事とか、服を着たりとか・・・。何をやっても極端に不器用で、いつまでたっても普通にデキるようにならないので、「大丈夫か?」と言われた。でも、本人は至って平気。

スポーツが苦手だったのは、言うまでもない。走れない、泳げない。歩き方も変。小学校の体力テストや運動テストは、ほとんどすべて最下位。ボールを投げても前に飛ばず、飛んできたボールはひとつも捕球できないので、キャッチボールすらできなかった。サッカーボールを蹴っても、ほとんど前に飛ばず、少しコロコロ転がるだけ。

普通、そういう子どもはスポーツにコンプレックスを持ち、体育の授業が大嫌いになったりするものなのだが、筆者は別にそんなことなかった。試合の役には立たないのだが、走ったり、壁に向かってボールを投げたり蹴ったりの単純な練習を、ひたすら続けていた。鉄棒で回る練習も、何時間も続けた。
 
他人との比較など、いっさい気にしていなかった。というより、スポーツに限らず他のことも、たいてい同じくらいヘタだったから、それだけを特別に気にする理由がなかったのだ(笑)。生まれたばかりの赤ちゃんは、ほとんど動けなくて寝てばかりだけど、手足をバタバタ動かしたり、ゴロンと転がったりしてニッコリ喜ぶ。それと似たようなもので、まずは地球人の身体の使い方に慣れるのが目標だ。
  
おかげで、小学校高学年の頃には、「努力賞」の銅メダルをもらった。学校で一番スポーツの得意な子供が金メダルをもらい、二番目に得意な子供が銀メダルをもらい、筆者は、「ヘタだけど、妙にヤル気があるから」という理由で、銅メダルをもらった。 

算数とか数学も、なぜかデキなかった。といっても、理解できなくて困っていたわけではない。むしろ逆で、授業などで新しい概念が出てくると、理解するのは誰よりも早かった。でも、計算するとか、図を書くといった技術的な段階になると、驚くほどデキなかった。何度やっても、なぜか極めてヘタ。理解の早さとのギャップに、みんなビックリだ。でも、どうすることもできなかった。
 
アートは大好きで、1人で美術館に行って古今東西の傑作をしきりにチェックしていた。美術館のオジサンからも、「子供なのに偉いねえ。将来は、画家にでもなるのかい?」と感心された。だが実は、図画工作が極端な苦手科目で、体育よりもさらに苦手だった。絵とか、彫刻とか、木工細工とか・・・。すべてが余りにもヘタで、どうにもならなかった。

一事が万事、そんな調子。どの分野でも、やたらと関心を示し、理解するのは非常に早いのだが、実際にやってみると妙にヘタだった。
 
ただし唯一、圧倒的に得意なものがあった。国語と作文だ。これに関しては、「他のことでは幼児並みのレベルなのに、作文だけを見れば、大人が書いたみたい」と、誰からも感心されていた。それというのも、幼少の頃から精神世界マニアで、ワケのわからない思想書を読み慣れていたおかげ。書く文章も、読んでるものに自然と影響を受ける。こればっかりは、大きなアドバンテージと言えた(・・・ただし、字を書くのはヘタだった)。
  
でも、学校の成績は悪かった。国語と作文という特技のおかげで、なんとか進学できてはいたものの、学校の勉強は苦手だった。高校一年生のときは、学校の教師が「このままでは、お子さんはドコの大学にも入れません」と言うので、ショックで母親が泣き出してしまった。そこで、「あれ?・・・ボクってそんなに成績ワルいんだったっけ?」と思って成績表を見たところ、確かに悪かった(笑)。「現代国語」という科目にだけは及第点がついていたが、後はすべて落第点。下から、片手で数えられる順位の科目が多かった。
 
さすがにアセって、「このままじゃ、いかんな。ヨシ、なんとかするぞ!」と奮起した。意識が変われば、現実も変わるはず。友人に向かって、「オレは今日から変わる。今日からは、思いっきり奮起したのだ」と宣言した。しかし、友人たちの反応は、「また、奮起したのかよ。オマエは何回、奮起すれば気が済むんだ?」という冷ややかなものだった。確かにその通りで、そのときも奮起しただけで、結局、何もしなかった。
 
というのも当時の筆者は、アタマの中の観念世界が人一倍に発達していたため、常にいろんな考えに夢中だったのだ。イマジネーションの広がりが、地球の物質世界を遥かに超越していた(笑)。周囲の風景など、ほとんど見ておらず、毎日の通学路でさえ、ちっとも景色を覚えていない。学校の授業も、音声として耳に入ってはいたものの、大半が素通りしていた。
  
意識というのは、カメラと同じで、ピントを合わせなければ機能しない。地球の物質世界でうまく生きていくためには、目の前の現実にどれだけ意識をフォーカスできるかが重要だ。人によっては、それが長く続けられない。ウルトラマンのカラータイマー(・・・ちょっと古いか)と同じで、地球で活動できる時間が限られているのである。
  
そんな状態がさらに二年近くも続いた、ある日。高校三年生の夏頃のことだ。いつものように授業を聞きながら、とりとめのない考えやイメージを際限なく展開させていたところ、「成績が学校で一番になって、皆がビックリしている」というイメージが強く浮かんだ。一度ではなく、何度も繰り返し浮かんできた。そうしたら、2か月ほど後、本当に学校で一番になって、皆がビックリしてしまった。
  
友人からは、「なんで、急にアタマ良くなっちゃったんだよ~。オレは、バカな頃のオマエが好きだった・・・(泣)」と言われた。もちろん、急にアタマが良くなったわけではない。意識をフォーカスすることに、ようやく成功したのである。つまり、それまでの成績は、カメラで言えばピンボケ写真。ようやく、意識というカメラのピントを合わせ、鮮明な写真を撮ることができたのだ。
  
(続く)
 

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11 コメント

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わ・・・ ()
2011-12-22 19:22:53
笑った・・・
返信する
Unknown (ひろ)
2011-12-23 19:59:38
最近このブログを知り、愉しく拝見させていただいてます。
スピ系の方のお話では、この世は自分の創念が造り出した世界であり自分以外は誰も存在しないとか、また本来我々は非物質世界の住人?だから、想ったものは瞬間に達成する事が可能だ、とか言われますが理解は出来るが方法が判らない。
出来たら凄いなとは常々、イヤたまに頭をよぎったりしてますが…

まさか1ヶ月間でビリっけつ近かった成績が一番に?
う~んすごい…

私は千年かかっても不可能としか想えません…情けない。
返信する
笑える (たろ)
2011-12-24 01:05:47
一緒♪走ればドンけつ!勉強もドンけつ!
得意な学科は国語の感想文と道徳。
感想文はどう表現しようとじゆうだから・・。
ただ感じ取ったものを表現すればいいから
道徳はね
人に優しくがテーマだったから安心できた。
自分で体験して感じないことには上手く適応出来ない。
数学なんて全くダメ
アルバイトして初めて割引や小数の計算が理解できた。そこがちょっと違うかな~
自分で感じることでしか理解できないから
人の気持ちや人の言葉の裏に隠された本当の気持ちが手に取るように感じることが出来るのに・・。勉強はさっぱりダメダメでした。
私には必要なかったみたいです《笑

本当はそんな事思っていないのに嘘ばっかりってそう感じちゃうから人と上手に付き合えなかったです。
感じ方も見る場所も人とは違う。
エネルギーワークしても
私だけ人の痛みを感じちゃうし
勝手にクンダリーニ上昇しちゃうし
瞑想すればチャクラが全開に開いちゃうし・・。

いつも私だけみんなと違う・・。

なんでこんなにエネルギー持ってんだって
何にもとりえがなかったのに
唯一人とは明らかに違う共感するエネルギー

自分のものだか人のものだかはじめはごちゃ混ぜで区別できなかったけど・・・。。

今は自然に察知できる(笑
自分にとって不必要なもの必要なもの自然と感じられるようになって・・。

今では自然の法則にしたがって
勝手により分けられて勝手に余分なものが剥がれ落ちていく。

自分の意思とは関係なしに剥がれ落ちていくものだから・・・
はじめはびびったけど・・

慣れてきた《笑

剥がれ落ちて全てなくなっていくってそう感じましたが・・。

唯一残されたもの
感じられるもの

私自身とヒーリングのエネルギー

ヒーリングも遠隔も思いのまま・・。

エネルギーを感じて放出する。

人を判断せずに

人に押し付ける事もなく

人を操作する事もなく

宇宙のエネルギーを表現する。

今ここで自分で在ればそれでいいって
自分の感じたことしか受取れない
簡単な思考にシフトしました。

自分自身のエネルギーは宇宙からの贈り物だと思っています。

宇宙のエネルギーを放出する事で宇宙とともに在る事に喜びを感じ日々生きることに幸せを感じています。

あまりにもまわりとずれていたので
合わせようって必死でした《笑う

合わせる事同調することで自分を保ってきましたが・・限界超えました《笑

もう無理って!
もう我慢できませんって!
いいかげん目ざめめてよって!

地球でどうやって生活していけばって
泣きべそかきながら生きてきましたが・・・

最大級の爆弾を宇宙が用意してくれたものですから・・

もう自分に還るしか道は残されていませんでした・・・。

どうにかやっとここまでたどり着け
地球の大地に足ど~んとくっ付けて
これでいいんだ~って宣言したいぐらいに
やっとこれで生きていけるってそう感じています。

それにしても・・・
地球慣れするまで相当時間が掛かりました《笑
返信する
Unknown (ブログ管理人)
2011-12-25 15:59:24
>笑った・・・

どうぞ、笑ってやってください・・・・・
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Unknown (ブログ管理人)
2011-12-25 16:02:01
>スピ系の方のお話では、この世は自分の創念が造り出した世界であり自分以外は誰も存在しないとか、また本来我々は非物質世界の住人?だから、想ったものは瞬間に達成する事が可能だ、とか言われますが理解は出来るが方法が判らない。

自分の実感としては、「思ったことが実現した」というより、「今まではイマイチ地球の物質環境に意識をフォーカスできず、うまく行かなかったが、この点に関しては、急にうまく合わせることができた」という感じでした。

>まさか1ヶ月間でビリっけつ近かった成績が一番に?う~んすごい…

2ヶ月間ですね。自分で言うのも変ですが、この後がさらにすごかったんでして・・・(笑)。
返信する
Unknown (ブログ管理人)
2011-12-25 16:08:44
>一緒♪走ればドンけつ!勉強もドンけつ!
得意な学科は国語の感想文と道徳。
感想文はどう表現しようとじゆうだから・・。
ただ感じ取ったものを表現すればいいから
道徳はね
人に優しくがテーマだったから安心できた。

まったくその通りです。道徳も苦手でしたが(笑)。
 
>数学なんて全くダメ
アルバイトして初めて割引や小数の計算が理解できた。そこがちょっと違うかな~

筆者も計算に弱くて苦労しました。慣れてきたのは、仕事をするようになって、だいぶ経ってからですかね。
 
>唯一人とは明らかに違う共感するエネルギー

これから、地球でも共鳴の時代に入ってくれば、それが最大のパワーになるでしょうね。
 
返信する
何かやっぱ似てる (わったん)
2011-12-28 06:04:20
生まれてすぐに生死さまよい医者に馬鹿になると断言される知恵遅れ気味の子に。右左の理解に小2まで掛かるし、通知表は1~3ばかり。一人だけ剣道の進級試験落ちるし。唯一の高評価は図画工作だけだった。虐めにもあい、自殺しようとしたけど、一念発起して、やっつけて見返してやる!と思い、自己改革。たった1ヶ月で、全国優勝もする剣道部と互角になり、虐めに対抗したら予想以上に強くなって相手がビビる。何か心の中が弾けたんだよな~ 高2まで勉強余りしなかったけど、3年になり独学で半年で偏差値15上げた。国立滑って、浪人反対され、唯一他に受けた地元の二流私大行くしかなかったけど。
不思議なのが、絵を描いたり好きなことをする時の異常な集中力が、剣道に生かせ出せて、相手の次の動きが先に分かる様になった。それから、妙な察知する能力や軽い予知能力が生まれてしもた。もう無くなったけど、たまに霊が見えて、取り憑かれ体調崩すのが、余計な能力開花やったけど。
返信する
親しさ感じました (photn)
2012-01-05 18:05:47
かなり前より、こちらはたまに見ていましたけれど親しみを覚えました。
この地で生きることは大変ですね。

返信する
やっと・・ (たろ)
2012-01-06 13:07:59
やっと
今になって意識をフォーカスする
体験をしました。

頑張って生きてきてそんな頑張り必要ないって
沢山のものが剥がれ落ちていって・・。

在りのままの自分に戻れたってそう
悟ったかのように感じられて

ちゃんとツインソウルの存在も認識できて
魂の結びつきも感じ取れるように成長できているはずなのに・・・

実生活が伴わない。
自分と現実のギャップ?

上手く調整できずに
また以前の何も出来ない・・
そう思い込んでいた自分に逆戻り・・

戻れるはずないのに
記憶の残像にフォーカスしてしまう。

目に見えてきた現実がシフトする。

自分でいられない・・

知っているのに・・

動けない・・。

どう表現していいのかわからない。

自分が今ここにいないのだけは

感じ取れる。

ジレンマでした。

色々考えてもどうにもならない
事も分かっている。

自分の意思では変えられない。

自分に出来る事が
これしか思いつかなかったので
やってみました《笑


今の自分にとって真実の妨げになるもの
を取り除き、在りのままの自分として存在したいって祈りました。

宇宙に魂の望むまま
真実のみを宣言しますって・・・

二日の間に

意識がフォーカスしました。

自分が何も行動を起こさなくても

意識がフォーカスしただけで

自分の見て感じていた

世界が変化する。

自分の思うがまま

自由に自分を表現できる。

宇宙に宣言しただけで

こんなに変われちゃうって

初めて体験しました。

宇宙にサポートされてるとは感じていたけど

宇宙ってすごい!っておもいました。

ちなみに・・


地球であまりにも上手く生きてこれなかったから自分の事が大嫌いでした。

ある出来事がきっかけで
自分の事を愛せるように精神的に成長したとたん・・

出会ってしまいました。

彼と接触したとたん時限を越えた何かを感じてしまった。

一緒にいると普通の人とは感じられない
魂の結びつきを感じる。

宇宙の潜在意識にアクセスして
とあるお方に見てもらったところ
ツインですと表現されました。

今まで何人ともお付き合いしたけど
本気で好きになった人はいなかった。

自分には感情が欠如してるって
ものすごくコンプレックスを感じてたけど
そうじゃなかた事に気がつけてとても
嬉しく思ってます。

全てが魂の計画によって
進行されてるってそう感じています。

願えば叶う。

今までは宇宙に与えてもらってばかりでした。

今年は自分の魂の望むままに

調和と愛と真実に少しでも

シフトできるように

フォーカスできるように

そうであり続けられるように

宇宙に宣言していきたいと思ってます。





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はじめまして (ヨシュア)
2012-01-13 03:04:08
 2012年 始りましたね。 今、お元気なのですか?   貴方様の子供の頃のお話し、健気で涙がこぼれます・・。 慣れない土地で生まれ、頑張ってこられたんだなぁ、と。

 全く私の人生も同じ様です。共感致します。
私は疎外感はどうしようもないですね。コレといって能力も運も特筆するものは無し・・。人を救いたい意識はあるものの、むしろ周囲に教えられる事が多い、実は自分自身の勉強と経験が大きいでした(笑)そんな人生です。

直感で私も自分がワンダラーだと思います。スコットマンデルガーの本は大学の頃に読みました、ああ間違いない!と確信しましたね。

 過去、何かどうしようもないジレンマ??で苦しむ事があり、”俺は地球のエアフィルターじゃない!”、”もう自分はダメだから、諦めて欲しい”と宇宙(自分?)のに叫んだりした事もありました、当時は真剣でしたね。 今はもう、肩の力は抜けています、生かされている恩寵でとにかく真摯に生きようと。 ・・物心つく頃から、六芒星が好きで、また寝る時は、何故か手を広げ、両足首を重ね、まるで十字架の人。また足を組んで頬づえをつくのが癖で、お墓参りの度に、仏像地蔵さんを見ては、なんで自分のマネしてるのかなぁ(笑)・・暫く座ると必ず手は輪っか。小さい頃から不思議でした。宇宙人と言われた事はありませんが、何か普通と違うと言われた事は多々、他の人が羨ましかった。   このブログでみんな、いる事を確認(笑)出来ました。それが嬉しかったです。 

 無限の宇宙で、いつかお逢いしたいですね。

神の面前でボロボロでも堂々と、地球やってきました! と報告します、それが目標です(笑)

  貴方様と繋がる皆様に幸運を!  厚謝   
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