ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ヴィヴァ!スキンヘッド

2008年10月23日 | Weblog
  ☆ R大の作文から
(これは宿題で書きましたが、わたしの実体験です。字数の関係で長く
書けなかったので、思い出し書きました。これを読んだら、クラス中が
びっくりし質問ぜめになったのも、楽しい思い出ですが、ユニークなわたし
をきっとご理解して頂けることでしょう)

 長い人生の中で、悲喜こもごもの思い出は数知れないが、それらのほとんどは
記憶の彼方へと消え去ってしまう。でも、これだけはわたしにとって、生涯忘れ
られない楽しい思い出である。それは4年前のことであるが、長年ロングヘアー
だった髪が、だんだん細くなってボリュームがなくなってきた。
 そしてある日突然「そうだ、全部切ってスキンヘットにしたら、きっと新しい
髪が生えてきて良いに違いない、それに一生に一度ぐらい坊主になるのも面白い
かも」と閃いた。

 思いつくと我慢ができないわたしは、どうすれば夫を説得できるかと考え
ある日それとなく打診してみたら、当然だが無論答えは「ノウ」である。
 「よし!実行するためには作戦を変えよう」と、いろいろ案を練った。
それから半月ほどしてから、いつもの晩酌で機嫌のよい夫に、わたしはしみ
じみと話しかけた。「ねえ、わたし達も後何年かで金婚式よね。50年も一緒に
暮らせるなんて凄いと思わない、お互いに元気で金婚式を迎えられたら良い
わね」すると彼も、「今まで割合幸せだったよね。俺もそう思うよ」と言った。
 
 チャンス到来だ!「もしわたしが死んだらあなた悲しいでしょう」「そん
なこと当たり前じゃやないか」と、当然のように夫は答えた。
 「ねえ、あなたはわたしが死ぬのと、スキンヘッドにするのとどっちが良い?」
と聞いた。夫は一瞬絶句し、そして突然ふきだした。
 毎度のことながら、彼に究極の選択を迫ったのである。
一旦そうなると、夫はわたしに大変弱く、不本意ながらも認めざるを得ない
のだ。我儘でてんしんらんまんな女房を持った彼には、ちょっと気の毒だが
その分いつも明るく元気だし、それに料理好きだし、そのため彼も結構幸せな
はずだからまあいいか!次の日にすぐ実行するため、わたしは朝一番で我が家
の斜め前の理髪店へ行った。

◆ 長くなるので後半は明日にします。次回も面白いですよ。お楽しみに……


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