ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

ペルー旅行記 4

2010年09月08日 | Weblog
   ☆リマ市内観光
 市内観光は、大聖堂、美術館、広場など。またさまざまな色の建物があり、
ことに黄色が多かったのは、明るい光をイメージしてそうなったそうだ。
 それらは地元の日系のガイドさんに説明を受けたが、大昔スペインに侵略さ
れた歴史的な背景を話すとき、その言葉にはかなり恨みがこもっていた。
 多分自分では知らないことでも、侵略され統治された国は、代々ネガティブ
な感情は伝承されるのかもしれないと感じた。
 大統領官邸の前で、大勢の警察官の正装したパレードがあり、なかなか華麗
で見応えがあり、わたしは何枚もカメラに収めた。

 今まで海外へツアーで何度も参加したが、このくらいの日数が経つと、それぞれ
うちとけてかなり親しくなれるが、ご夫婦が多いせいか、二言三言言葉は交わし
ても、誰とも親しくなれない旅はかって経験したことはなかった。
 そう言えば「どちらからいらしたのですか?」と、誰からも聞かれていない
ことに気がついた。プライバシー過剰の時代の趨勢だけではなく、やはりこの
ような旅に参加する人は、個性的な人が多いのかもしれない。
 誰とでも気軽に話せるわたしだけれど、自分からは話しかけないからかも
知れないけれど……一行をさりげなく観察すると、全般的に自分の相手以外は
親しそうにしていないと感じた。でもわたしはNさんと仲良くなれて良かった。
  ☆その後空路でクスコへ
 リマ市内観光後は約1時間半飛行機に乗り、クスコに着いた。
そこは標高がもっとも高く、高山病の症状が出る人もいるようだ。
 またクスコはおへそと言う意味で、ここが世界の中心だと思われ,そう名前
がつけられたとか。クスコは山に囲まれた美しい街だ。
 すると晴れていたのに、だんだん曇ってきて雨になったが、山のお天気は
変わりやすい。傘をさして市内観光をしたが、しばらくすると止んで、インカ
帝国の石の塀で「かみそりの刃も通らない」と言われる、有名な12格の石や
アルマス広場、ケンコーの遺跡など見学した。
 わたしは生あくびが頻繁に出て、頭が少しフラフラして、もしかしてこれは
高山病かも?と感じたが、我慢できる状態なので、黙って歩いていた。
 きっと日本だったら、「頭がフラフラするの」と、誰かに訴えただろう。

 すると小さな女の子が人形を持って売っていたので、思わず見つめたら、それ
からしばらく離れずついてきた。7.8歳の子で何だか可哀そうになり買って
しまったが、その時嬉しそうにニコッとした笑顔は、今も忘れられない。
 そんなやりとりのうち、気がついたら頭のふらつき感は消えていた。
また何人かの子供達が、アルパカの赤ちゃんを抱いていたが、それを抱いて
写真を撮るとチップを払うようだ。わたしは記念になるので、そのアルパカの
赤ちゃんを抱いて写真を撮った。まだ幼い子供が働かなくてはいけない現実は
ちょっと心が痛んだ。
 その日のランチは、南米の音楽「フォルクローレショー」を聞きながらだった。
演奏は竹などの楽器を使い、かなりレベルは高いと感じた。
 音楽大好きなわたしだけれど、どちらかと言うと暗めなフォルクローレは
ちょっと苦手で楽しめなかった。でも、前や、隣のご夫婦も楽しそうにリズム
をとっていた。また新婚旅行のカップルのために、一曲プレゼント演奏をして
くれ、全員で大拍手した。演奏後そのバンドのCDを何組かの人が買っていた
が、参加した人はこの音楽が好きなのだろうと感じた。
 それから、わたし達が宿泊する「ピサック村」へ向かった。 

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