ビビッド能里子トーク・サロン

心身両面の指導者として感じたこと

「世界心理治療学会」で発表した小池能里子からのアドバイス

2013年01月31日 | 世界心理治療学会アドバイス
☆ 自信をつけたビジネスマン
 Kさんは29歳一流大学を卒業したエリートで、ある商社に勤めています。
ルックスも大変良く、さらに憧れの一流企業に勤めていて、誰からも羨まし
がられるような存在でした。
 彼は、能力がありながら、ときどき「これで良いのだろうか?」と、仕事の面でも
自信がなく、絶えずおどおどしている自分を何とか変えたいと、カウンセリング
ルームを訪れました。性格は理性的な面が強く、他人は自分をどう評価しているか
を人一倍気にするタイプでしたが、「外向型性格で情緒不安定」でした。
 そのため、気分が乗るときには、アクティブに行動できても、そうでないときは
「このままやっても失敗しないだろうか?もしもうまくいかないときはどうしよう」
などど、不安感が心の奥から湧き上がってくるのです。
 
 
 


Kさんはは優秀な人材のためか、最近ある会社からスカウトされていて、それを受け
るか、このまま今の会社に留まるかについても悩んでいたようです。
 (長い将来を考えると、そちらの仕事の方がもしかして自分に合っているかもしれ
ない)と、逡巡する毎日でした。ご指導を続けるうちに、「この不況の時代に、もしも
今の自分の状態では、新しい環境で順応できるか不安だし、今いる会社でも優遇され
ているので、やはりこの会社で全力投球したい」と、考えが固まって来たようです。
「でもやはり出世したいので、ときどき自分で足を引っ張るような弱気ではいけない
だからそれを改善したい」と、切実に望んでいたのです。
 そんなタイプは「心の中に安心感を住みつかせること」が重要ですので、わたしは
彼に今まで指導した実例などを元に、いろいろとアドバイスしましたが、その具体的
な例はかなり参考になったようです。それと同時に、科学的な心身のセルフコント
ロール法の「自律訓練法」をくり返し指導しました。

 自律訓練法は世界的に有名な方法ですが、その中で加える意志訓練公式は、肯定的
断定的な短いセンテンスです。例えば「00は必ず実現できる」「だんだんプラス思考
になる」「自分いつも運が良い」など、自分の気持ちにもっともフィットした、強烈な
プラスの自己暗示語です またわたしの創案した「セルフ・ヒーリング法」は身体の
中の全細胞に語りかける方法ですが、それもTさんにとってはかなり説得力があり
効果的に働き、その結果は「心の中に安心感をしっかり住み着かせた」ようです。
 そして本来持っている能力に自信がついてきたようで、現在は大変アクティブに
働いています。

 もしもあなたに問題意識があったとしたら、その解決をするために効果的な
「必要なプラス暗示の言葉」をつくり、ベッドに入ってからくり返しましょう。
それはゆっくり何度か深呼吸をしてから、今自分に必要な「プラスの暗示語」を
を心の中に眠るまでくり返します。または「すでにそうなった自分の理想の姿」
を心の中のキャンバスに、できるだけ具体的にありありと思い描きます。
 寝入りばなは脳波がゆるやかなアルファーに変化し、暗示やイメージに大変
反応しやすいからです。その反対に悲観的なことや、ネガティブに考えたりする
のが良くないことは言うまでもありません。
 心の中に「安心感」を住みつかせると、「人生の勝利者」になれる可能性は大。
あなたの持てる能力を存分に発揮したかったら、ぜひ習慣にしていただきたい
わたしが一押しの方法です。

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