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お1人風邪で欠席でしたが、横須賀、甲府、
韮崎、伊那、他あちこちから参加してくださ
いました。
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さて、スタートです。
まずは、昆布、削りかつお、いりこ(煮干)の説明をし、
だしを取る前の素材の味を召し上がって
いただきます。
真昆布、花かつお、いりこ
まずは、昆布といりこの合わせだし。
お味噌汁につかいますよ。
昆布と花かつおの一番だし。
吸い物、五目ずしの具の煮物、和え物の
八方だしにつかいます。、
さ、だしの味見をしましょう。
八方だしの味見もね。
干し椎茸は、戻し汁に一番だしを加えて煮汁が
なくなるまで炊きます。
「干し椎茸を炊いたのっておいしいですよねぇ~」
というお声が聞こえます。
干し椎茸のグアルニン酸、昆布のグルタミン酸
花かつおのイノシン酸
3種のうま味が合わさってますから、うま味は
強力です。
五目ずしの具材が炊けました。
かんぴょう、ごぼう、にんじん、油揚げ。
「あーー、日本のおかずの香りですね」と
誰かさん。
本当にそうなんです。
家庭料理をちゃんと食べてきた方には
わかる香りです。
「だしと調味料は一緒に入れていいんですか」
「いえ、まずは、だしだけで煮ます。だし煮込み
というんですよ」
錦糸玉子をつくりましょう。
石川さんちのにわとりの卵。
お昼、スタッフの福原さんが取りに行き、
「産みたて。まだあったかいでしょ」と、
わたしの手のひらにのせてくれました。
黄身がまあるく盛り上がってるでしょう?
白身の筋力が支えているのです。、
薄焼き玉子の焼き方のデモです。
左の方は、農業研修後、お1人で農業をし、
宅配で自活されている須玉町江草の青柳さん。
だし取り教室では、汁物は2種味わって
いただきます。
お吸い物の後にお味噌汁。
具は大根です。
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皮が固いです。
「それ、雪の中で貯蔵してるんです」と
1人農業の青柳さん。
千六本に切ります。
長ねぎを小口切りします。
ごはんがそろそろ炊けます。
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五目ずしの具は炊けてます。
小松菜も色よくゆで、辛子じょうゆにつかう
八方だしもつくりました。
お吸い物につかう焼き麩、三つ葉。
お椀に入れておきましょう。
お味噌汁につかう大根の千六本、ねぎ、
すべてそろいました。
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ごはんの量が多いので、飯台ではなく
大きなボウルを飯台がわりにつかいました。
飯台がなくても、ボウルがあればおすしは
つくれます。
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炊きたてのごはんに<合わせ酢>を
振りいれ粗熱が取れたら具を加えて混ぜます。
わたしの若い頃は、すし飯は、人肌の
温度まで冷めたら具を加えるというのが
常識でしたが、人肌では、具が上手に
混ざりません。
輪島塗のうるしの器に。
松元洋一さんの焼き締めの器に。
小松菜の辛子じょうゆ和え
お吸い物、よそってください。
一升のお米を炊きました。
おすしは、たっぷりあります。
お好きなだけよそってくださいね。
「さー、いただきましょう~♪」
お声をかけたら、
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ガラガラガラと引き戸が開き、
「石川さん・・・、あれ、なにかしてる?」
「はい、今日はだしとり教室してます」。
「あ、そう、またのぞくよ」
昨日からそうですが、地元のいろんな方が
訪ねてきます。
ふふふ・・・みなさんニコニコ。
右の方は、寒天製造会社・小笠原商店の
小笠原彩子さん。1月の食の学校でお会いして
以来わたしのブログを見てくださっていて、
長野県伊那市からかけつけてくださいました。
来年、見学にうかがいます。
終了!
お若いなかよしグループのみなさんは、近い
うち、復習の予定だそうです。
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さて、今回の写真のほとんどは店主石川さんに
よるものです。わたしはずっと講習中で撮れなか
ったものですから。
<体験宿泊>
*油屋八ヶ岳さんは、その後、毎日、だしとりを
し、先日は「だしとり体験講習会」を催したとのこと。
そうそう、油屋さんでは、体験宿泊ができるんですよ。
たんぼ体験宿泊とか、いろいろあります。
1泊2食付きで6000~6500円
だしで料理をつくり、調味料はすべて引頭と同じ
ものをつかっています。