引頭佐知(いんどうさち)の料理ブログ

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日本料理いんどうさちきほん学級(2010年10月2日)

2010年10月05日 | 和食はじめの一歩教室

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山の幸も里の幸も海の幸も、なにもかも旬がズレています。

利平栗(りへいぐり)、やっとこさ、入荷。

やっぱり今年は小ぶりです。

栗ごはんにします。

昨夜から水につけておきました。

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まずは、お茶を。

差し入れのおいしいクッキーに合うお茶は?

今日は、さわやかな、無農薬レモングラス・ティー。

産地は、大阪・中央区谷町7丁目のビルの屋上。

大阪の真ん中で育ったとは思えない、清く澄んだ香りが

部屋いっぱいにたちこめます。

「うわっ、いい香り!!!」

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なんともかわいい、利平栗坊。

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渋皮も、残さずむいてね。

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だしも引けました。

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今日の鶏は大山鶏。

弾力があって新鮮です。治部煮につかいます。

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酢の物の準備もしておきましょう。

ほうれんそうの下ごしらえ。

この下ごしらえをすれば、子供たちもほうれんそう好きに。

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手前は、かに

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吸い物の準備。

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治部煮ができました。

しっかり炊いたように見えますが、炊く時間はわずか。

とっても満足感が高く、温まる煮物です。

これからの季節に、おすすめです。

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栗ごはんを炊きましょう。

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今日は、織部の羽釜のお釜。

耳をすませて、音を聴きながら炊きます。

コトコト、コトコト、コトコト・・・・・・・・・・・・。

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かにとほうれん草の酢の物。

合わせ酢を脇からそそぎます。

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「わたし、これ、苦手やわ・・・」

「自分の分は、自分でへいでね!」 *へぐ=そぐ

吸い物の吸い口、丸柚子の形に挑戦です。

昨年よりは、ずっと上手になりました。

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日本の香辛野菜でつくる薬味とか、吸い口は、

香りや薬としての役割だけではなく、

日本料理の季節感を伝えるものです。

知識としても大切なこと。おぼえておきましょう。

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「いい香り~~、大好き、柚子」

しあわせそうに、柚子をへいでいます。

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治部煮が煮えました。

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栗ごはんも炊けました。

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秋のごはん、新米からはじまり、炊き込みごはん、混ぜごはん

と、おいしいごはん料理がたくさんあります。

松茸ごはんはムりでも、栗ごはんは毎年たのしみたいですね。

皮をむくのが面倒なんていわないで炊きましょう。

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だしさえあれば、かんたんな秋の吸い物です。

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みょうがと茄子のおかか和え。

このみょうがの産地は、広島県福山市の奥・神石郡のお庭。

自然育ちは、香りがつーーーん!

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コメント (1)
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