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おかげさまで、
わたしの教室は、長く通って
くださる生徒さんが多いのですが
卒業後も、年2回、夏と冬、会食を
続けているグループがあります。
時期が近付くと、クラスの幹事役
(GMと呼んでいます)のSさんから
出欠、お店の相談等々のメールが
届き、速やかに人数・お店が決ま
ります。
今回は、海鮮中華料理店「香宮」。
夏の中華料理といえば瓜類が献
立に組みこまれているはず。
瓜類は、利尿効果があり、
不要な水分を汗や尿にして体外
に排出し、むくみをとります。
また体内の熱を排除し、暑さから
くる胃腸の消化不良や夏負けを
解消します。
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菜単(献立)が配られました。
ああ、やっぱり。
写真は、フカヒレ入り冬瓜姿の
蒸しスープ。
わたをくりぬき、具とスープを入れて
蒸し上げる夏の名菜です。
(網の目のは)キヌガサダケ、棗、
蓮の実なども入っています。
スープもおいしいのですが、
スプーンでこそげながらいただく
スープをたっぷり含んだ冬瓜の
果肉に満足、満足。
<海鮮と季節野菜の塩味炒め>
帆立、あしらいのセロリの素揚げ、
うまし。
蓮根も、暑いインドが原産地。
真夏に大いに利用すべき野菜。
性質は寒性で、内臓にこもった
熱を取り去ります。
この日,耳にしたお話では上海の
空気、相当よろしくないようです。
真夏の上海といえば、生の蓮の
実(蓮子)売りが名物。
天秤のザルに山盛りに乗せられた
濃い緑色の蓮の実は、暑く乾いた
上海の雑踏の一服の涼といえる
風情がありました。
いまもあるのか否か気になります。
そうそう、冬瓜のスープに入って
いた乾物の蓮子。心身を補う薬
として、中華料理ではよく使われ
ます。強壮効果があり、心臓を
安らげ、不眠症に効き、下痢を
止めてくれる薬として重宝され
ているのですね。
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デザート
半年分の、それぞれの状況を
報告しつつのおしゃべり。
あっという間に3時間半が経過
しておりました。
暑気払いのお料理、いろいろ
いただきましたが、
まだまだ暑いので、
気をつけましょうね。
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