.
「今朝、上賀茂から届いた朝採りです」
そんなお便りが添えられた、
京都からのうれしい夏野菜です。
湿らせた新聞紙に包まれています。
さて、なんでしょう。
紙をはがすと、茄子の王様、賀茂なすです。
つやつや輝いています。
5玉いただきましたが、直径12~15cm。
茄子の直径が、15cmですよ。
近くに定規がありましたら、
15cmの長さを確かめてください。
10cm以上になったら出荷するそうです。
世界中に(?)茄子はありますが、
賀茂なすほど
味、形共、優れているものはないでしょう。
体重は(笑)、600gです。
風格があります。
丸茄子の種類が増えていますが、
賀茂茄子の目印はこれ!
へたが、3つに分かれ、
軸の付け根が少しへこんでいます。
.
肝心の肉質は、緻密なせいでしょう、
固くしまっています。
というわけで、
油であげても油を吸いすぎない、
煮崩れしないのがうれしいですね。
こりっとした、歯ごたえのよさも最高。
ゆっくり揚げて、田楽。
しぎ焼き、揚げ出しもおいしい。
そうそう、
揚げ出しに使って残った上下の切れ端、
小さめのさいの目に切り、
チャーハンに使ってみてください。
油を吸った賀茂茄子、
なんだかお肉のような食感(笑)です。
.
茄子は、料理法の多い野菜で、
生で、煮る、揚げる、焼く、和え物、漬物、と、
和・洋・中華、どんな料理にも向きますが、
賀茂なすなら、一味ちがうおいしさです。
.
今回は、トマト、きゅうり、青唐辛子も。
トマトも皮が薄くて、果肉のきめが細かいのです。
[アサクラ]のオルチョ・オリーブオイルをかけて、
粟国の塩をぱらぱら
[宮野ピーナッツ]の落花生油をかけて、
粟国の塩をぱらぱら
どちらも、ほんとうにおいしい。
青唐辛子。
触ると、ぷきぷきしてていい香り。
種は、いのち。
だからそのままいただきます。
半分は、炒め煮にします。
サラダ油で炒めて、
めんつゆ加えて
はい、できあがり。
めんつゆは、
昆布+削りかつお+干し椎茸で混合出汁をとり、
たっぷり作っておきます。
昨年の出汁とり教室(200年7月)の
つけつゆの作り方を参照してください。
.
残りは、翌日、焼きびたし。
網に乗せて焼き、器に盛ってからめんつゆをかけます。
この場合は、ちょっぴり、おしょうゆを足して。
天盛りに、削りかつお。
皮が、柔らかい。
香りも格別。
細谷昌子さま
ありがとうございました。
.
.
.