波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

「映画鑑賞」①

2020-12-14 11:06:23 | Weblog
自分の趣味を考えてみると物心ついた頃に父親に連れて行ってもらった「映画」がある。然し戦時中ということもあり、「ニュース」だけの専門映画であった記憶で物語ではなかった。兄と一緒に暮らしていた時は映画など見に行かせてもらえなかったのであまり記憶がない。然し元来好きだっと見え家庭を持ち自由が出来るようになると一人で見に行くようになった。その中で「おっかけ」状態になって20年以上見たのが「男はつらいよ」の「寅さん」である。お正月とお盆の頃と2作品をずっと見続けたことになる。終わった後もテレビで見ることが出来たし、葛飾柴又の寅さん会館へは何回か見に行った記憶がある。今でもその記憶は新しく懐かしく思い出す。勿論、「寅さん」と自分とは何の関係もないのだが、自分の中に「寅さん」を映し出しているところがある。映画の中に出てくるマドンナたちがいつの間にか寅さんに惹かれて(好き)になっていく過程が良くわかるのだ。その設定を自由な商売人に仕立てて「渡世人」として全国を旅をさせ、自由気ままに生かしながら様々な人生を生きる人々を生かし、その関わりの中で人生をそれとなく語っていく演出は憎いほど心にしみるものがあった・それでいて家族もいて帰る家もあり、そこに彼の休息の場所を作ってある。普通なら何昨品かで終わるものが、終わらずに続いていた。渥美清という俳優さんが元気でいたらまだ続いていたであろうと思うともう少し老人に差し掛かる寅さんを見てみたかったと今でも残念でたまらない。そんな「寅さん」を思いながら、私の人生に登場した「マドンナ」を思い出しながら登場させてみよう。
そう「平井の寅さん」こと🅼氏にもマドンナがいたのである。最後の置き土産に初公開である。