波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに   「今年は午年」

2014-01-14 11:25:06 | Weblog
中国の故事に「塞翁が馬」という話がある。塞翁と呼ばれる老人の持ち馬がある日逃げ出し近所の人々が気の毒に思って声をかけると「この事がどうして幸いにならないことがあろうか」と言った。やがてその馬がもう一頭の馬を連れてその老人の所へ帰ってきた?
すると老人は喜ぶかと思いきや「この事がどうして禍にならないと思うか」と言ったのである。この二頭の馬から良馬が生まれたのだが、その馬に乗ったその老人の息子が馬から落ちて大けがをして不具になってしまった。それを見た周囲の人は心配して声をかけたが、その時も「この事がどうして幸いにならないことがあろうか」と言った。やがてその地方で戦いが始まったが、その息子は不具のため戦いに参加せず助かったという。
この話が本当かどうかは別として、人生は自分で勝手に幸せとか、不幸とか決めつけるのではなく、良いと思われるときも浮かれず悪いことが重なると思えるときもあきらめずに
希望を持つことだと教えているのだと思う。
馬は元来人間とのかかわりが深く動物の中では人間にいちばん近い存在かもしれない。
然し馬にも機嫌のよい時と悪い時があるようで私は馬に餌をやりながら噛まれた経験があり、恐怖心がある。聞いた話では馬が耳を後ろへ立てている状態の時は注意したほうが良いと後で聞いたが、そんな状態だったのかもしれない。
新聞では盛んに東京オリンピックが開かれる2020年には日本がどうなっているかと言うことを興味深く様々な意見を載せている。いずれにしても外国からのお客様も年々増えて日本自体が世界へ色々な形で発信していることだろうと思う。
今年だけでも「消費税改正実施」が予定されているが、この事も決して悪いだけではないと思いたい。又、今は予測されない「水不足.電力不足」もないとは言えない。
しかしこれらも色々な知恵が働いて克服していくことになる。
良いと思われることも悪いと思われることも考え方、思い方で逆転することがある。
お互いにそのことを忘れないで、いざと言うときに備えて「塞翁が馬」の話を覚えておきたい気がする。そして馬は「手綱次第」で右にも左にも向くように私たちもしっかり
「手綱」をもって緩めず正しい道を闊歩したいものだと思っている。
既に新しい年は始まっている。一日を大切に一歩、一歩こつこつと歩いていきたいと思っている。