きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

通用しない 安倍・仲井真陣営の「基地押し付け」論④ 海兵隊が抑止機能果たす?

2014-11-04 22:23:16 | 平和・憲法・歴史問題について
通用しない 安倍・仲井真陣営の「基地押し付け」論④ 海兵隊が抑止機能果たす?

「日本防衛」と無縁の「侵略力」

沖縄に海兵隊がいることで抑止機能を果たし、平和と安定を手にできる―。安倍政権が新基地を沖縄に押し付ける言い分の一つです。しかし、海兵隊は平和のための「抑止力」ではなく世界へ殴りこむ「侵略力」です。
そもそも海兵隊は真っ先に敵陣に上陸し、襲いかかることを任務とする「殴り込み」部隊です。1982年、ワインバーガー米国防長官(当時)が「沖縄の海兵隊は日本の防衛には充てられていない」と議会への書面で証言しているように、日本の「防衛」とは無縁です。



実弾演習に参加した第31海兵遠征隊の射撃手。後方はMV22オスプレイ=2013年9月(海兵隊ホームページから)



【米軍による痛ましい事件の一端】
1955年 6歳の少女を乱暴、殺害、海岸に打ちすて(由美子ちゃん事件)
1959年 米軍機が小学校に墜落して多数の犠牲者(宮森小学校事件)
1963年 米軍トラックが横断歩道を渡っていた少年をひき殺す(国場君事件)
1965年 落下傘のトレーラーが少女を押しつぶし死なせる(隆子ちゃん事件)
1995年 海兵隊員らが12歳の少女を暴行。島ぐるみの怒りが沸騰
2004年 住宅密集地にある沖縄国際大学に海兵隊ヘリ墜落


実際、海兵隊は沖縄からベトナム、イラク、アフガニスタンの各戦争に出動し、罪の無い多くの人々を殺りくしています。
とりわけ、数千人の民間人を無差別に殺害したイラク西部ファルージャの戦闘(2004年)では、沖縄の第31海兵遠征隊がその最前線に立ちました。この部隊2200人はファルージャを含むアンバル州に展開。市街地を破壊しつくしました。
ここには普天間基地のヘリ部隊も出動。イラク派兵を急いだずさんな整備が原因で、沖縄国際大学に墜落事故を起こしました。
海兵隊は日常の訓練で「キル!キル!キル!(殺せ!殺せ!殺せ!)」と叫び、殺人訓練を行っています。その残虐性は住民にも向けられ、1995年の少女暴行事件などを起こしています(表)。海兵隊が沖縄県民に与えているのは「平和」ではなく、恐怖と犠牲だけです。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2014年10月29日付掲載


日本にいる海兵隊を主とする米軍は、日本防衛のためではなく、アフガニスタンやイラクなどを攻撃するための部隊です。
それは最近の事ではなく、ベトナム戦争や朝鮮戦争のころからの事。
日本防衛と関係のない米軍は、逆に日本の平和に妨害になるものです。
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